自宅にひと坪ガレージを

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僕の自宅は明治から建っている家で、戦前までは診療所だったらしく玄関が二つ、診療所用と自宅用があります。 祖父の代で診療所の玄関を改装しお店をやっていましたが、20年以上前にお店を畳んだあと、使っていない空間になっていました。

廃墟感たっぷりです。普段使ってなく、生活してる階も別で、さらに歩いては入れない空間だったので家庭内廃墟のようになっていました。もったいないので掃除してカブを入れようと思います。

というのも、先日の台風の通過で大きな被害はなかったものの、ビニール温室の簡易ガレージでは心許ないところがありました。大量の雨が降るとどこからともなく室内に水がしたたり落ち、夏の直射日光で室温は50度近くになり(可燃性のものが多いので危険)、ちょっと触っただけでも崩壊しそうな強度だったので…。

間口は一間で、広さは一坪です。私のカブは全長1,800mmなので少しナナメに向けてハンドルを切ればぎりぎり収まる広さです。

カブを入れるのに一番ボトルネックになっていたのが、外との出入りする引き戸のレール部分。

屋外側から測ったところです。若干上から撮影しているので分かりづらいですが、真横から見ると15cmほどの段差があります。人の足では易々と越えられる高さですが、さすがに車輪ではキツい。試しにカブを入れてみようとしたら、ギアボックス底面がレールに乗ってしまいジャッキアップ状態になってしまいました。これはあかん。

室内側の段差は約12cm。屋外側をスロープにするにしても、室内側までスロープにするとトレランスを保ったまま室内に格納できそうもありません。(頭から入れると後輪が浮いてしまう)また、出し入れ時にもスロープなしの現状と同じようにギアボックス底面に当たってしまいそうです。

ということで、屋外側をスロープ、室内側の半分・1畳分をブロックで嵩上げしようと思いました。

写真のとおり、コンクリート基礎の部分に段差があるのでこれは何とかしなければなりません。

近所のホームセンターに行き、厚さ12cmのブロックと15cmのスロープを購入。実はスロープを自作するつもり2×4木材を買ってきてましたが、強度と防腐処理、ずれ対策など、今後の使い勝手を考えると既製品を使う方が安上がりと判断。15cmって結構高めなのであんまり選択肢がないです。今回はホムセンで購入しましたが、Amazon でも2,500円で購入可能(執筆時点)なようです。

また、コンクリート基礎の段差があるとそのままブロックを敷き詰めると干渉して隙間が空いてしまうので、ディスクグラインダーで削りました。

ブロック4つの長辺をカットしたらぴったし収まりました。車体を後に引くセンタースタンドを立てるとスペース的にギリギリ無理ですが、サイドスタンドならなんとか大丈夫でした。 また、実はこの空間は明かりがありません。

元々古い家なのでシーリングなんてものもないです。 夜になるととても不便なので、延長コードを這わせて安い10W LED投光器USBの5W LED電球を付けてみました。

おおう、いい感じ…。ちょっとガレージっぽい!上の青い光が投光器、下の電球色のがUSB電球です。

片方の戸の幅が90cmなのでミラーがギリギリ通る大きさです。カブのことなので、日本人の馴染み深い畳1枚分のスペースに上手く収まることまで計算されているのかと思ってしまいます(笑)

これで風雨も暑さも心配せずに格納する事ができます。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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