泉福寺洞窟遺跡に行ってきました。

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寒いのと正月の用事があることから遠出はせず、近所にある泉福寺洞窟に行ってきました。ここで出土した豆粒文土器は1万2000〜3000年くらい前の土器らしく、そんな昔から人がここで料理をしていたとは感慨深いですよね。(アクエリオン状態)

行くのは子供の頃以来だったのでGoogle Mapで調べたところ、よく通っている道から入れるようでした。

入り口付近。民家が立ち並ぶ車道から歩道になっています。ここから徒歩。1月というのに、やたらユスリカの大群が多かったです。

廃墟っぽいアパートの横を歩いていくと小さな広場に出ます。ベンチがありました。

泉福寺洞窟の案内板がありました。汚れていますが平成26年3月に建てられたもののようです。3年ちょっと前なので比較的新しそう。

案内板の奥を進むと、30メートルほど遊歩道が続きますが…

途中で舗装道が途切れています。ここから獣道です。

分かりづらいですが人が通った跡があります。足場はあまりよくないので注意した方が良さそう。雨の日は靴が泥だらけになると思います。僕はこういう道好きだけど!

奥の斜面に洞窟が見えています。

奥の斜面に向かう途中にも小さな洞窟があります。

周辺は住宅街に囲まれているのに、ここだけ深い森の中のような空気でした。

奥の斜面にある洞窟部分。観光客は僕一人だけでした。

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RICOH THETA Sによる全天球写真。ドラッグorスワイプで見る方向を変えることができます。

波による侵食で出来たんでしょうか。不思議な形をしています。この穴はしゃがめば入っていける大きさでした。あまり奥行はないものの、大人なら3人くらい横になれそう。

この穴は、ちょうど人が立って入ることができるサイズでした。広さは四畳半くらいかな〜。入り口よりも奥がちょっとだけ広くて、本当に部屋のようになっています。

先ほどの案内板によると、ここから25000年前の旧石器時代から縄文、弥生、平安と4つの時代に人が住んでいた痕跡が見つかったそうですね。かなり面白い地形だし、民家も昔からありそうな地域なのに祀られることもなく、1969年まで発見されなかったのは驚きです。この洞窟の入り口から数十メートルほどのところにまで民家があります。

国土地理院の地図検索サービスで発見の2年前、1967年に撮影した航空写真があったので比較してみました。迫ってるなぁ!

さらに20年前の1947年撮影の写真。遡れるもので最古の写真です。白丸のところが洞窟ですが…んー。やっぱり見つからなかったのかな。よく分かりません。

まわりにある苔生す岩も綺麗でした。誰もいない静かなところって大好きです。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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