ハスラーのラゲッジボードを作りました。

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今更感があるものの、スズキ・ハスラー(MR41S)で車中泊をする際に便利なラゲッジボードを作ってみました。スズキ純正のラゲッジボードもありますが、万単位もするので気軽に手が出せません。サードパーティ製のものでも1万円を超えるようです。板と支えがあれば低価格でも目的は達成できるため、DIY で自作したいと思います。

寸法と材料

寸法は下記のとおりです。図の上部がリア側になります。

18mm厚のパイン材とスチールアングル×2をホームセンターで買いました。予算とサイズの両方で絞ると、店頭のラインナップでは 1200x300x18mm のパイン材が一番手頃でした。板は2,500円程度。アングルは1つ200円ほど。全部で3,000円弱です。

加工しやすい板ですが、柔らかいので傷も付きやすいです。爪を立てて擦ると傷が付くレベルの柔らかさ。予算や選択肢があれば、テーブル用として売っている天板を加工した方が良いと思います。

今回は予算をケチっていることと、どうせキャンプ道具などを積むとすぐに傷だらけになること、あと、どうしようもなく汚なくなったらまた作り直せばいいや〜くらいの緩い感じで進めています。

板の切り出し

お店にある工作室の卓上丸のこが使えたので、1140mm×300mm の長方形に切り出しました。

「お店ですべてカットしておこうかな〜」と思い、リアピラーに干渉する2隅の下書きをしたところで電動ジグソーを探すと、どうも鍵がかかった収納に入っている模様。近くに店員もいないし、刃のこともあるので自宅に持ち帰ることにしました。

自宅駐車場に持ち帰って作業再開です。木工する時は作業台が欲しくなりますね。青空作業場ですので、大きな作業台を作ってしまうとたまにしか使わないし維持が大変そうです。屋外用の椅子や脚立で代用します。

カットする部分の下書き線です。そんなに長くもないし、フリーハンドで切っても大丈夫そう。

920さんに以前、誕生日プレゼントで頂いたブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER)のコード式ジグソーの出番です。DIY では十分な性能で取り回しも楽です。いくら柔らかいパイン材とはいえ、手ではなく電動工具でちゃっちゃか切れるのは助かります。

縁と平行に切るための固定具が付属してますが、50mm程度ならフリーハンドでも安定して切れました。

2ヶ所の切断を終えたら、次は電動サンダーで面取りをします。3,000円程度の安物なので変速機能はついていません。しかしこちらも手でペーパーがけするのに比べればとても早いです。

板の形は大体完成しました。次はハスラー側です。

サポートの取り付け

板を支えるサポートを取り付けます。

ラゲッジスペースの左右には、M6 のボルトを差し込むためのアクセサリーホールが標準で付いています。次の写真は左がリア側になります。

ホールにはキャップがついているので、ペンチなどでしっかり掴んで引き抜きます。ネジ穴だからといって、いくら回しても取れないので注意してください。

準備したのはアングル2本とボルト4本です。アングルは板に合わせて 300mm の長さのものを買いました。

他の方はサポート部分も木で作っている方が多いようです。穴にネットやフックをひっかけたりなど、サポート以外の用途でも使えるようにアングルにしました。

ボルトはガレージにあった M6 ボルトです。そんなに強いトルクが必要なところではないし、出先で増し締めしやすいのでプラスネジにしました。長さは 25mm らしいんですが、カブの腰下のような事が起きそうなので長めのボルト恐怖症です。20mm にしました。ええ、僕はチキンなのです。

取り付けたところです。

よく考えると板は 300mm だけど、切り落した窪みの部分が存在するので、アングルは 250mm くらいのもので良かったはずです。300mm でも取り付けられないことはないですが、結構リアのドアにギリギリです。後部シートの干渉するようであればぶった切りたいと思います。

(あと、ボルトの頭の噛みが甘いですね。あとでワッシャーを追加しておこう…。)

左右にアングルを取り付けて、作った板を乗せてみました。うん、良い感じです。これで車中泊の時に、PC やポータブル電源、貴重品や飲み物を置くことができて、置いたまま寝ることもできそうです。板の下に足を入れる感じですねー。

蝶番をつけて中央で折りたためるようにしたり、折りたたみ足をつけて車外に取り出してアウトドアテーブルになるようにしたり、いろいろと工夫して遊べそうです。

一枚板だと乗せたり外したりする時に板を斜めにする必要があるので、後部シートは前に倒しておいた方が作業がしやすいようです。

切った部分も良い具合です。105mm の部分はもう少し攻めた寸法(100mmとか)でも大丈夫かも?

反対側も問題なさそうです。ラゲッジのシガーソケットからリアのドラレコ用の電源を取っているので USB ケーブルの配線が出てます。干渉も大丈夫そう。

ボード上に USB 給電ポートを埋め込んだら、テーブルとして使う時に使い勝手が良さそうです。

あ、やっぱりアングルは無駄に板よりも長く出ちゃってますね…。おそるおそる後部シートを起こしてみると…

アングルの部分には干渉せずに起こすことができました。

じゃあそのままで良いかな。…良いよね?

仕上げのニス

アングルに板を乗せた状態でホームセンターまで走ってみました。振動や音がどうなるか気にしていると、思いのほかガタガタ鳴りません。後部シートを前に倒していると、乗せただけの状態なんでズレてしまうかも。すべり止めを考えた方が良さそうです。

アングルは上にもボルトを通せる穴が空いているので、蝶ネジか何かで固定してしまえるように加工した方が早いかもしれません。ここは運用しながら考えていこうと思います。

形は大丈夫だったので、あとは仕上げにニスを塗ります。

自宅には屋外用の防虫・防腐剤入りのニスしかストックがないので、しょっちゅう手に触れても大丈夫な家具用のニスを選びました。

いろいろと見ていると、スプレータイプのニスを見つけました。そんなんあるんですねー。ということで、アサヒペンのニススプレーを購入。ホムセン価格で1,800円くらいでした。ハケで塗るタイプより結構割高になるものの、作業が早そうなので試してみたいと思います。

缶に書かれた情報によると乾燥時間は夏場で1〜2時間。25〜35cmほど離して吹きました。

が!

おもいっきりムラが出てしまいました。よく缶を読んでみると「重ね塗りは1日後(冬期は2日後)」の注意書きがあります。見落して短時間で重ね塗りをしてしたのが原因だと思います…。期待していた色とはほど遠く明るい色になっていたので、ついつい多く吹きすぎちゃったのも原因ですね。

その上、ペーパーがけが甘かった表面がケバケバになったり、乾燥中に表面に虫がくっついたり、風でめくれあがったブルーシートがくっついたり、びっくりするくらいぐだぐだな状態に…。これはもはや笑うしかない。

吹いてしまったものはしょうがない。乾燥させないと触ることもできないので、とりあえず一日寝かせた上で表面を削ってやり直したいと思います。

_(:3」∠)_

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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