カブにUSB給電ポートを付けました。その1

先日、作成したスーパーカブ50DX(BA-AA01)の配線図を基に、カブに USB 給電ポートを取り付けていこうと思います。

経緯

これまでスマホやアクションカメラの給電は、モバイルバッテリーで済ませていたんですが、

  • 準備をせずに出掛けた時、充電が出来ないという問題
  • アクションカメラをドラレコ化した場合の常時給電問題

上2つの課題があったので、やはり必要かなと。

また、ウィンカーの LED 化に伴って切断していた、ウィンカインジケータライト(ウィンカー表示灯)とオーディブルパイロット(ウィンカーのカチカチ音スピーカー)の配線を直す目的もあり、どうせハンドル周りをバラすので、一緒にやってしまおうという魂胆です。

この梅雨シーズンになって、初めて風防を取り付けたので、ハンドル周りをバラすのが面倒になってきました。

計画

どういう風に配線を変更していくか、分からないナリに考えてみたいと思います。なお、電気の基礎的なことすら良く分かってないので、とんでもない間違いを犯しているかもしれません。

まず、僕のカブの現状の配線は下記のようになっています。

クリックすると大きな画像として表示されます。

僕のカブは幸いにも中古で手に入れた時点で、ほぼノーマルの配線でした。なので、ノーマルからの相違点はすべて僕が変更した箇所になります。

  • ボアアップ用ビッグキャブ換装に伴い、キャブヒーター回路の廃止。
  • ヘッドライトの LED 化。
    • AC/DC コンバーターを追加。
    • テール&ブレーキライトの LED 化。
  • 左右前後4箇所のウィンカーの LED 化。
    • リレー交換。
    • ハザード対策で、ウィンカインジケータライトの断線。
    • ハザード対策で、オーディブルパイロットの断線。

今回は、

このようになっている現状の速度警告灯(LED)、ウィンカインジケータライト、オーディブルパイロットの配線をいじって…

上図のように、速度警告灯を廃止→USB給電ポート化し、ウィンカインジケータライトとオーディブルパイロットに整流ダイオードを噛ませて直流回路化し、各々の機能を復活させたいと思います。

ちなみに「速度警告灯」は、50cc のカブに付いている、スピードが原付一種の法定速度 30km/h を越すと赤く点滅するパイロットランプです。僕のカブはボアアップした原付二種なので法定速度は最大 60km/h。しょっちゅう手元でチカチカ光り、運転中にメーターを見る際に目障りになっていたので、これを USB 給電ポートの電源にします。

ここは、バッテリーをソースとして、メインスイッチに連動している直流回路なので、キーを回しておかないと USB に給電されません。駐輪中、他人に勝手にスマホを充電されて、バッテリーがあがってしまう心配いらず。

あ、そうそう。

「ウィンカインジケータライト」と「オーディブルパイロット」は名前が長いので、それぞれ、「表示灯」と「カチカチ」と記載します。 :D

準備

今回準備したものは次のとおり。

工具類や消耗品は、電工ペンチはんだ小手、はんだテスターUSB テスターなど。お高い備品は持ってません(笑)

あと、今回の記事には関係ないですが

も買っておきました。

解体

まず、風防やスマホマウント、左右のミラーを取り外して、ヘッドライトを取り外します。ヘッドライトは正面から見て4時、6時、8時の位置にあるボルトを取ればOK。

ヘッドライトなしの姿は、いつ見てもグロいな〜。顔面破壊された人みたい。

次にハンドルを分解します。ハンドルの左右下方で止めているナットを取り、ヘッドライトのはまっていた内部にあるボルトを2つ取れば、ハンドルバー・カバーごとごっそり取れます。

脳を摘出中の脊髄写真みたいでグロいです。そう見えるの僕だけかな…。

もっとも長さに余裕がない、スピードメーターのケーブルをねじを回して取り外します。あっ、ケーブルを止めていたねじを落とさないように注意してください。(あとでヒドい事になりました… orz)

作業中は針金を巻いたり、マスキングテープでねじを固定しておかないと、ケーブルを伝って手が届かない場所まで落ち込んでしまいますよー!

状況確認

それぞれの現状を確認していきましょう。

配線図を自作することによって、色やつながりが頭に入っているので、複雑に絡んだ配線でも手に取るように分かります。

脊髄の中からひっぱり出したカチカチ。白矢印のところで切断しています。水色の線が右ウィンカー点灯時にプラス、橙色の線が左ウィンカー点灯時にプラスです。

スピードメーターの裏側、表示灯の切断箇所です。この水色・橙色もカチカチと同じく右と左のウィンカーによって、それぞれプラスにもマイナスにもなります。

茶色の線はメーター内を照らす照明のプラス。すぐ右にある暗い緑色はアースです。さらに右側にある黒くて継いである線が速度警告灯のプラスですね!

よ…読める、読めるぞぉ!! (歓喜)

表示灯の復活

表示灯の復活からやっていきます。ギボシを使うので、今回は電工ペンチが活躍します。

コレは弟の人が購入しておいてくれたもの。コレを使うのは2度目です。慣れてないせいで、さっそくギボシを無駄にしそうになり、補修のためにはんだ小手をひっぱり出すも、肝心なはんだが無い!

夜9時頃の作業だったので、ホムセンはもう締まっている。…ということで、ダイソーではんだを調達してきました。

ダイソーにもギボシが売ってあったので試しに購入してみました。ちょっと使ってみるも、折り曲げるツメの部分が電工ペンチで入らなかったり、エーモン製のようにあらかじめカーブ状に曲げられていなかったりと、安いだけの品質でした。

整流ダイオードは白い方がプラス、灰色の方がマイナス側です。マイナス側にデバイスを接続します。左右どちらのウィンカーを点けても表示灯が点灯するように、灰色側で結線します。

水色・橙色のそれぞれの線に整流ダイオードを接続し、Y字ギボシで結線。これを表示灯のいずれかの線に接続してこちらをプラス側にしました。もう片方をの線をマイナス側とし、近くにあったアース線にはんだで接続。

メインスイッチをオンにして、右ウィンカーをオンにしてみると…

わーい、光った!

左ウィンカーも点灯するたび、表示灯も点灯します。

よしよし、順調です。

USB 給電ポートの取り付け

購入した USB ポートの線は、バッテリー端子(ねじ)に繋ぐための平型Y字のものです。末端が赤くて白・黒の表皮の方がプラス・すべて黒い方がマイナスです。

今回は不要なので切り落し、ギボシ端子をつけ替えました。プラス側を速度警告灯につながっていた線に接続し、マイナス側をアースに割り込ませて接続します。

通電よーし。このポート、通電状態が赤色 LED で分かるのは良い仕様です。写真にある白い円はON/OFFスイッチで問題なく動作するようです。

試しに古いスマホを繋いでみました。ばっちり充電できています!

カチカチの復活

ラストはカチカチの復活です。

水色・橙色が左右ウィンカーのON時にプラスになり、もう片方がマイナスになる構造で表示灯と同じ仕組みです。

表示灯と同様に、上流側2本にそれぞれ整流ダイオードを取り付け、結線させて片方に繋ぎ、もう片方を延長してきたアース線に接続すれば完成です。

テストしてみると、ちゃんとカチカチ音が鳴るようになりました!

スピードメーター

ギボシでの接続もだいぶ慣れました。予定していた3つが問題なくクリアできたので、元に戻そうとスピードメーターのケーブルを見ると…

白矢印のところにあったねじがありません。こともあろうか作業中、はるか下方に落ちちゃったようです。

ねじがないと、スピードメーターにケーブルを接続できません。このケーブルの内部は結構なスピードで軸が回転してるので、がっつり固定しないといけない箇所なんです。

こ、これはどうしたもんか…。

ケーブルの反対側の末端はフロントタイヤに接続されているんですが、矢印のところのねじがめちゃくちゃ固くて、手では回せません。プラスねじは手元のインパクトでもソケットがないので無理ぽ。

ダイソーに買い物に走ったロスもあって、すでに夜12時を過ぎています。そんな状況でレッグシールドとセンターバッグの取り外し…。今回は外さずに済むと思ってたのに…\(^o^)/

ケーブルを下からひっぱり抜いてみました。あんまりクリアランスがない経路っぽくて、下から抜くのもエイヤエイヤひっぱって、ようやく抜けた感じ。指で抑えてるのが問題のねじですね。

とりあえず、動かないようにマスキングテープで固定しました。

フロントブレーキケーブルは主軸の横を這わせてあります。スピードメーターケーブルは矢印のところから主軸の真ん中を通して行きます。

主軸の空間に下から差し込んで、ガンガン突いても全然入りません。落ちていったねじが干渉してるみたい。

干渉しづらいようマステを追加しても途中で止まってしまう…。

上から針金を垂らして、ケーブルとぐるぐる巻きにしてひっぱると、今度はマステの厚みで押しても引いてもダメ、詰まってしまいました。いかんいかんっ…。

結果、マステをすべて剥して針金でケーブルを固定し、5-56でオイルまみれにして引くとなんとかハンドルまで持っていけました。

疲れた…。

明日は仕事、もう深夜1時前になっていたのでここで本日の作業終了です。

これでもかというくらいマステでぐるぐる巻きにして落とさないようにしています。

予定外の作業があったけど、明日は復活できたらいいなぁ。

投稿者:

dyama

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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