カヤックなどの小型船舶は遠くからは見えにくいため、レーダーに映り込むようにリフレクター(反射器)を設置することが望ましいです。
小型船舶向けのレーダーリフレクターは Amazon で2,000円台後半から売ってあります。
安く自作する場合は四日市海上保安部が情報を出している「みえなア缶」が有名なようです。こちらを参考に、百円ショップで手に入る材料を使って作成してみたいと思います。
ビールや酒類などのアルミ缶飲料を日常的には飲んでいない生活ですので、空き缶ではないアルミで作ってみようと考えました。
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準備したものは、バーベキュー用の厚手のアルミホイル、アルミテープ、プラスチック段ボール板、組み立てラック用の連結ジョイント×2です。すべてダイソーで購入しました。
なお、連結ジョイントは垂直交差部分に使おうと思って買いましたが、結局使いませんでした。
プラダンは50cm×35cmのサイズです。リフレクター1つあたり、同じ大きさの正方形を3つ切り出すことになります。15cm角にすると、正方形が6つ切り出すことができて、リフレクター換算でいうと2つ分になります。
「みえなア缶」の350mLタイプは8.5cm角、500mLタイプは13cm角ですので、15cm角だと充分に反射できると思います。
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切り出すと上のような感じになります。「みえなア缶」では、アルミ缶を板状に伸ばして、組み上げ時に折って形を作っていきますが、今回はプラダンなので正方形パーツ2つと、正方形を対角線でぶった切った二等辺三角形パーツ2つの、合計4パーツ構成で組み上げていきます。
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仮組みいてみるとこんな感じになりました。プラダン自体が3mmほど厚みがあるため、素組みしただけで接着してなくてもそこそこ安定していますね。問題なく組めることが確認できたので、これから反射材を貼りつけていきます。
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バーベキュー用の厚手のアルミホイルを切り出して接着剤でプラダンに貼りつけていきます。電波を跳ね返す用途ですので、厚みは関係ないような気がしますが、不勉強のためよく分かっていません。ただ、耐久性の面では厚手の方が有利ですし、作業もしやすかったです。
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それぞれの板パーツの両面にアルミホイルを貼りつけたら、差し込み用の溝を丁寧に切り取っていきます。写真では分かりづらいですが、アルミホイルを貼りつける際にはなるべく平らになるよう、波打たないよう注意しながら貼りつけています。
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組んだあとに、隙間になっている部分をアルミテープで貼りつけて埋めました。これで本体が完成です。ちゃんと反射するかどうかは、レーザーポインタでチェックすると良いようですが、我が家にはありません。そこそこ強い指向性を持つLEDライトを照射してみました。
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上から照射すると、天井に反射した光がしっかりと届いていました。完全には平面ではないアルミホイルだと乱反射して拡散してしまうような気がしていたので、ある程度指向性を維持したまま反射してくれているようで良かったです。
ちゃんとした性能評価は船舶用レーダーがないとできないのが難点ですね。
なお、ダイソーにはこういう工作用途で使えるアルミ板(20cm角)が販売されています。裏面は接着テープが付いているという親切設計です。近場のダイソーでは2枚しか在庫がなかったので、プラダンを用いて作成しました。材料が手に入ったらアルミ板バージョンの作成もチャレンジしてみたいと思います。