ハスラーに HUD (ヘッドアップディスプレイ) を後付けしました

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四輪車のスズキ・ハスラー(GターボAT)を新車購入してから半年後に二代目ハスラーが登場しました。全体的に角ばったデザインとなってしまった二代目と比べて丸くて軽らしいスタイルが好きです。(二代目はジムニーやタフトを意識してるのかな)

ハスラーにはツッコミどころが山ほどあって、こちらのブログで書かれて記事が秀逸です。「わかるわかる」と思いながら楽しく拝読していました。

身長170cm台後半の僕が運転しても、140cm台後半の嫁ちゃんが運転しても視野の狭さはちょっと気になるところです。

左がスズキ・ハスラー(初代)、右が軽で一番売れている N-BOX。

まーこの形が好みだし、古い軽自動車と比べると室内も広くて快適です。それなりにフルフラットになるので、なんとか夫婦で車中泊することもできますしね!

スピードメーター

しかし、前述のブログにもない『困ったこと』があってですねー。

僕が運転席に座って普通の運転姿勢をしていると、ハンドルがスピードメーターにかかってよく見えません。(天井高が低いのでシートはもちろん最低位置です)

この写真はまだ気持ち視点と視線を下げた状態です。普通の運転姿勢だとインジケーター部分が完全に隠れてしまう。これはシフトレバーでデフロスターボタンが見えない件並みに危険。

ハンドル位置を一番高くして視線を大きく下に落としたり屈み込んだりすれば見えるんですが、信号待ちの信号機を見るような停止中での確認ではなく、走行時です。しかも速度を確認したいくらい速度が出ている時です。安全のために速度確認するのに前方から目を離すリスクが多くなっている気がします…。

ハンドル位置の稼動域もそれほどないし、このメーター位置ってどのくらいの身長をターゲットにデザインされているんだろう?と不思議に感じます。

他の車の運転席

借りた車の運転席視点を撮った写真を掘り出してみると、いくつか出てきました。ハスラーに慣れた後で運転すると、「ダッシュボード低ッ!視野広ッ!メーター見易ッ!」と色々なショックを受けますね…。

スズキ・ワゴンR
日産 NT100クリッパー (軽トラ)
ホンダ・フィット
「デカハスラー」ことスズキ・クロスビー。ナリが似てるのにメーター周辺は見やすく広々。

どれも普通の運転姿勢でメーターが見づらいことはありません。写真はないですが、嫁ちゃんが前に持ってたトヨタ・パッソを運転していた時も、実家のトヨタ・プリウスをたまに運転する時もメーター類が見づらいと感じたことはありませんでした。

ハスラーのほか、たまに乗る車と言えばダイハツ・ミゼットII。コイツもスピードメーターの見易さは壊滅的です。ハスラーよりも空間がないので視点を変えることも難しい…。

ダイハツ・ミゼットII。ある意味潔いサイズ感のメーター。

ミゼットIIはかなり特殊枠なので仕方ないですけどね…(笑)

HUD (ヘッドアップディスプレイ)

視線どころか視点まで変えないと見れないスピードメーターをそのままの姿勢かつ視線移動を少なくする方法はないかと考えた時、HUD (ヘッドアップディスプレイ)があるのに気付きました。そういえば最近のお高い車についているやつだ。借りたワゴンRにも付いてた!調べてみると結構手頃なお値段で後付けできる模様。

HUD ならガラス上で透過して表示できます!高く迫ってくるハスラーのダッシュボード上にメーターを後付けするのに比べると、低身長の嫁ちゃんの視界を狭める心配もありません。(後付けメーターはこれはこれでカッコいいんですけどねー)

そこで購入したのが、「ニコマク HUD ヘッドアップディスプレイ M7」です。Amazon で購入時に3,480円でした。OBD2 接続に対応しており、接続できない場合は GPS からスピードを計算して表示してくれるタイプ。

ACC 電源連動(※)っぽく、取り付けも OBD ポートと本体を付属のケーブルでつなぐだけでした。運転席のパーキングブレーキペダルの上にありました。なるほど簡単。

※注:マニュアルによると動作電力はDC12V/200mAで待機電力は30mA以下とのことで、常時電源(バッテリー)から若干待機電力を食うようです。1週間以上車を動かさない場合は取り外すよう書かれています。別途リレーを噛ませたりする人もいる模様。OBD ポートそのものに ACC 電源線って入ってないんですかね?

配線の取り回しは後日やるとして、とりあえず動作確認です。ディスプレイ用途ではなく車両情報の取得目的では OBD ポート用 Bluetooth 送信機も低価格で売ってあるようですね。スマホアプリで表示・設定ができるようです。僕の CB400SF でも使えそうなので買って遊んでみようかなー?

一種のプロジェクターなので、ちゃんと文字が左右反転しています。

ケーブルを接続してエンジンをスタートすると、すぐに HUD 本体も光り始めました。思ったよりも高輝度で光ります。この時は夜で室内灯だけだったせいで尚更明るく感じたのかもしれません。

ダッシュボードに仮置きして、いざ出発!

僕は運転中なので、助手席の嫁ちゃんに撮影してもらいました。

特に何も設定することなく、スピード表示を投影することができました。意外とばっちり。タコメーターも連動して表示されているみたい。エンジンスタートとも連動してくれてるんで我が家のハスラーの使用頻度を鑑みるとバッテリーの心配はなさそう。遮光板があるおかげで直接光が目に入ることもありません。おおむね期待通りです。

同梱の、フロントガラスに貼る「二重映像防止フィルム」はなくても視認できそうです。法律的にもフロントガラスにフィルムを貼ったらダメだった気がします。使うかどうかは自己責任ですね。あとは日中の見え方次第かなー?

で、気になった点といえば本体の給電・通信用ポートが mini USB っていう点。Type C でも micro でもなく、mini です。mini USB を未だに採用しているのって低価格中華デバイスあるあるなんですが、GPS モードで運用する人にとっては給電しづらいポートですよねー。

※ この商品は OBD ポートに接続しなくても、USB 給電だけで GPS を使って車速や走行距離を表示してくれます。つまり、ECU がないスーパーカブ C50/AA01 でも USB 給電させしてあげれば風防などに投影できそう。コレは良い点!

一応 mini USB ケーブルは同梱されてますが、延長や分岐といった取りまわしを考えると、まだ入手しやすい micro USB が良かった気がします。OBD to USB ケーブルの方はほぼ専用品なので、そもそもそういう発想になりませんが(笑)。

あと、ケーブルがそれなりに太くて硬いので取り回しはしっかり固定しておかないとダメみたい。仮置きですべり止めシートの上に本体を置いていても振動とケーブルの反発力で本体がズレました。ダッシュボードに粘着テープを貼りたくはないので、防振粘着のジェルマットで固定しようと思います。

別商品のレビューで「ケーブルコネクタは室内側に向いていて残念」というものを見かけました。個人的にはその逆の意見でした。この HUD は上記の写真のとおりフロントガラス側に垂直に出ています。ダッシュボード内に配線を上手く仕込めれば見た目は良いんだけど、これだとケーブルが邪魔でフロントガラスぎりぎりまで本体を寄せることができず、結果として投影された像はある程度の高さになっちゃいますね。もうちょい下でも良いんだけど。mini USB のL字アダプターって今売ってるのかなぁ…。

マニュアル

マニュアルをろくに読まずに設置したので、写真を置いておきます。(クリックで拡大します)

メインの大きな数字として表示できる情報は一種類だけです。スピード表示が目的だったから、水温や電圧表示は普段は使わないかな。

速度や回転数によってアラームを鳴らす機能があるようなので、そちらは活用できるかもしれません。ただし、しょぼいビープ音だと思われます…w

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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