種子島に渡りました。

ツーリングキャンパーの朝は早い。なぜなら可能な限り人様の迷惑にならぬよう、人目を避けて泊まるからだ…!!!

…という理由で早起きするぞと意気込んでましたが、あまり寝付けないまま朝になりました。

全身がバキバキ痛いし、くそ眠いでござる… (´;ω;`)

午前6時、起床

桜島・湯之持木港にある公園の朝6時です。

夏の湿った空気と、そこはかとなく大陸の香りがする安物コットが夜中に2回も崩れたお陰で、あんまり深く寝れませんでした。こんな事なら芝生にシートを敷いて転がってた方がよっぽど安眠できたかも…。

フェリーは待ってくれませんので、眠い目を擦りながら出発準備をしました。

朝の散歩をしているおじさんや犬の散歩をしているおじさんに「私も以前ナナハンに乗っていたんだよ〜」と話しかけながら、公衆トイレで洗顔、テントを畳んで出発です。

午前7時、桜島フェリー

桜島から鹿児島市内に渡るため、桜島フェリーに乗ります。

昨日、撮り損なっていた桜島フェリーの料金所です。桜島側にだけあります。僕は夏季休業中ですが、まだ12日なので普通に平日の人も多そう。朝7時なのに大賑わいでした。

中学の修学旅行でも来たハズですが…、フェリーに乗ったかどうか怪しいです。ターミナルに見覚えが全然ない。当時は中学生の団体だったので乗り換えが多くなるフェリーを避け、桜島の東側からバスで行ったのかもしれません。

誘導員に従い、車両甲板の先頭に乗せられました。他の車・バイクは鹿児島ナンバーだらけ。この時間帯だから、やっぱり通勤の車ばかりのようです。

旅客甲板まで3階分、登っていきます。

このフェリー、面白いなぁと思ったのは、前後が対象の形をしているところです。そもそもどちらが前なのか分からない。車両甲板も往路と復路では方向が入れ変わるし、旅客甲板も操舵室も前後に同じ構造であるみたいでした。

ここは前方の展望席。窓の外は目的地である鹿児島市内になります。

上の写真は、進行方向とは後ろ向きになった操舵室です。ワンマン電車のように転舵することなくピストン輸送するための構造なんだろうけど、面白いなー。

さて、その後ろ向きの視線の先には…

出航した桜島の背から朝日が登っていました。めちゃくちゃキレイだな、おい!

一気に眠気もふっ飛びます(笑)

いやぁ晴れた朝に清々しい潮風に当たりながら見る桜島は格別ですね〜!

店内は時間帯のせいか、それともお盆休みのせいか分かりませんでしたが、売店がありました。車両甲板にあった「うどん・そば」の文字はこれの事かな。ソフトクリームも売ってるし、「幸福のブタ」も売ってるようです。なんだこれ。

たった15分の船旅ですが、朝の通勤時間にササッと食べられる軽食は重宝しそうです。

もちろん、トイレやエレベーターもあるようです。本当に市民の足って感じの船です。

長崎も離島が多いので、船通勤や船通学をしている人も多いんですが、大抵は人口が多いところと少ないところの往復。対して桜島フェリーは、人口が多いところと中くらいのところを結ぶフェリーなので、船の仕組みや使われ方によってこんなに違うのかぁ…と実感しました。

午前7時半、鹿児島港

種子島にバイクを乗せていけるフェリーは、「プリンセスわかさ」と「はいびすかす」で前者は鹿児島〜種子島を往復する航路、後者は鹿児島〜種子島〜屋久島〜鹿児島という2島周回航路です。

それぞれ1日1便しかないので、鹿児島を朝出航して昼過ぎに種子島に到着する、プリンセスわかさに乗ることにしました。

長崎のフェリー航路だと大体が「バイクは予約不可・現地で調整」だったので、予約をせずに行ったのですが、こちらは予約が必要みたい。ただ、運よく空きがあったので乗船手続きをすることができました。

種子島まではここから100km以上離れた海洋にあるため、結構大きな船! 五島列島行きのフェリーよりも大きいかも。

出航1時間前にもかかわらず、既に車両積載や旅客の乗り込みが始まっている様子でした。

車両甲板は中で曲がりくねった面白い形をしてます。バイク勢の定位置の船側側に駐車すると、すぐに船員さんに固定されました。見回してみると、観光であろうキャンピングカーや自家用車のほか、コンテナや郵便局・ヤマト運輸のトラックなどでたくさん。生活物資もガッツリ運んでいる船のようです。

上の旅客室がある甲板に登ると、既に乗客がいっぱいでした。ゆっくり足を伸ばして寝られるスペースはなさそう…。

明日はお盆初日(13日)だから、帰省客も多いのかな?

外を見てみると、乗り込みも積み込みも完了して出航を待つだけのような静けさなので、諦めて他を探します。

3階中央にあるエントランスは結構広々。ここも旅客スペースにすればいいのにな〜。

喫煙室やインフォメーションカウンター、エレベーターや階段などがありました。また、右手にあるモニターには、船の現在位置と速度が表示されています。

ふと壁際を見るとちょうど良さげなベンチがある!

ここに陣取ることにしました。航海時間は3時間半もあるので座席があるのはありがたい。ギリギリ横になって寝れそうだし、テント泊で摩耗したスマホやカメラのバッテリーを充電できるみたい。意外と良い場所が取れて満足です。

午前8時、朝食

寝床が確保できたら次はメシです。朝6時に起きて2時間、ずっと動いていたのでお腹が空いてきました。そろそろ朝食にしたいと思います。

乗船前にコンビニで朝食を仕入れようと思いましたが、事前のネット情報で確認していたコレ!

ホカホカごはんの自販機! (真ん中)

昔はサービスエリアやら、いたるところにあった食事を売ってる自販機ですが、最近見かけませんね。お湯が出てくるカップ麺の自販機とか。なかなかこういう機会じゃないとお世話にならなくなったので、レッツトライです。

ラインナップは、以下のとおり。全部370円。

  • からあげチキン
  • チキン&ポテト
  • 五目おにぎり&からあげ(売り切れ)
  • たこ焼き
  • たこ焼き
  • 焼おにぎり
  • フライドポテト(売り切れ)
  • フライドポテト(売り切れ)
  • ホットドック

「五目おにぎり&からあげ」が朝食には手頃そうだったけど、売り切れのため、「からあげチキン」と「焼おにぎり」を購入しました。お金を入れて商品ボタンを押すと、中の電子レンジで2分くらい温めてくれて出てくるシステムです。

アツアツになった箱を寝床に持ち帰りました。既で持つのも大変なくらい、めちゃくちゃ熱い(笑)。肝心な中身はというと…

ザ・オール・茶色!

湯気でびしょびしょでめちゃくちゃ熱くて、おにぎりもからあげも想像以上に小さくて、「これが740円か…」と考えながらハフハフ食べました。

あ、味はそこまで悪くないですよ! おにぎりがもうちょっとドライだったら良かったんですが、それはシステム上、仕方のないこと。ちゃんとミニ割り箸もついていますし、暖い食事が船内でとれるだけでも嬉しいです。

何より普段口にしない食事だと、旅に出た感があって楽しいです。

午前8時40分、出航

朝食を食べて、煙草を吸ったり、嫁ちゃんと連絡をとったりしていると、あっという間に出航時間になりました。

船が鹿児島港をどんどんと離れていきます。今日の航海は「条件付き出航」らしいです。大隅半島を越えて外洋に出た際、波が高ければ鹿児島港に引き返すとのこと。

鹿児島湾内はとても穏やかで、良い風と太陽の光でとてもすがすがしい景色です。湾の真ん中に聳える桜島がとっても雄大な風景。

午前10時、鹿児島湾内

良い天気になって良かったなぁ、とほっとしていると、船員さんの会話が聞こえてきました。話しかけてよく内容を聞いてみると「明日・明後日、このプリンセスわかさは欠航が決まっている」とのこと。台風の影響らしい。

計画では明日、種子島から屋久島に渡り、明後日、屋久島から鹿児島に戻るつもりでした。行きの船に乗れて安心していたけど、種子島で足止めのフラグなのでは…。

んー、どうしようかな。

天候を調べてなかった僕も悪いけど、そういう大切な情報は乗船前に窓口で言って欲しかったなぁぁ…。

船は穏やかな海を進み、どんどんと風景が変わっていきます。あまり意識したことがありませんでしたが、鹿児島湾ってかなりデカいんですね〜。鹿児島港から外洋に出るのだけで50kmくらいあるみたいです。

1時間半ほど進んだところで、右舷に見えていた陸地が途切れ、水平線が見えてきました。陸地の最後に見える綺麗な形の山は、開聞岳っぽいなー。九州一周ツーリングを考えていた時は、開聞岳周辺でテント泊をする予定も考えていました。また次の機会に行けたらいいな〜。

外洋に出ても、船は引き返す様子がありません。これで腹をくくって仮眠することができます。まあ、お盆休みはたくさんあるしここまで来たら引き返せない。帰りのことは後で考えましょう。それに体力回復のために今のうちに寝ておかないと!

午前11半

横になった狭い座席から振り落とされそうになって目を覚ましました。前日の疲れと睡眠不足もあってスヤァ…と寝ていたのに、飛び起きて確認。すると、船がめっちゃ揺れてる!!

ぐわんぐわん揺れる船内は、真っ直ぐに立って歩くのが困難なほど。

外を見ると外洋のはずなのに白波が立ってます。あと1時間くらいで種子島に到着する予定なんだけど、「条件付出航」や「明日・明後日は欠航」という船員さんの言葉が脳裏によぎります。マジで台風の影響が出てきてるんだ。

波が高くなっていたのは小一時間ほどで、種子島が見えてくるころにはまた穏かになっていました。

生まれて初めての種子島だー! 広いのに平べったいなー!

長崎の島々とは大違いだ!

種子島の首都的存在の西之表市にある港が見えてきました。ほんとに山が見えないなこの島。

鹿児島から3時間半。ようやく上陸です。佐世保から上五島まで2時間半なので、これだけ長い船旅は初めてかも。はやる気持ちを落ちつかせつつ、下船しました。

午後0時半、種子島

佐世保からかれこれ10時間。ようやく初の大隅諸島、種子島に上陸です!

1時間くらい仮眠できて体力も復活したし、ガリガリ観光するぜ。まずはメシだな!

次回に続きます。

投稿者:

dyama

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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