ウィンカーが壊れた
最近、カブの右ウィンカーランプがつきっぱなしになったり、点滅が不整脈状態になるという現象が出ました。オーディブルパイロット(ウィンカーランプの点滅時の「カチカチ」音を鳴らしている圧電スピーカー)も不整脈。鳴らないこともあります。
症状を動画で撮ってみました。
うわ死んでる。
このままでは整備不良で、公道を走ることができません。サイドカバーを開けてみます。電装系は車体右の方のカバー内にあります。
ンー、どうもウィンカーリレーがダメになっているようです。他に原因として考えられる可能性としてあるのは、リレーからハンドルにかけての配線ですが、センターケースやらレッグシールド、ハンドルカバーなど外すのが面倒だったので、オーム電機の安いテスターで通電チェックのみしました。
問題なし。この症状はハンドルの動きや車体の振動とは関係なく出ていたので、配線の接触不良ではないとなると、やはりウィンカーリレーかと思いました。
ウィンカーリレーを交換
ヤフオクで 360 円で売っていた新品の社外品ウィンカーリレーを注文しました。送料と合わせても 560 円。おやすい。ホンダ純正のミツバ製リレーの方が安心感がありますが、まあ、壊れるまで使ってみましょう。
僕のカブは12V車なので、12VDCのものを書いました。ウィンカーバルブは10W×4灯なので、0.1Wから150Wまで対応しているもので十分。早速純正リレーを外してコイツを取りつけてみました。
すると…
- 右前方のウィンカーは点滅した!
- でも、オーディブルパイロットが相変わらず不整脈
- そして、右後方のウィンカーバルブが切れてる…!
という状態でした… (´;ω;`)
うーん、ようやくカブに乗れると思っていただけに残念。
ウィンカーバルブをLED化
新しく取り付けたウィンカーリレーはLED対応のようです。どうせなので4灯すべてをLED化しようと思い立ちました。カブで使えそうなウィンカー用LEDバルブを探してみると、4個セットのオレンジ色のLEDが見つかりました。
早速、取りつけてみたいと思います。ちゃんと光るかな〜。
オレンジ色のウィンカーレンズを留めている2本のボルトを抜くとレンズが外れます。
レンズを持って、ケーブルがついているソケットを捻るとレンズとソケットが簡単に分離します。
次に、バルブを引っ張ってソケットから外します。引っ張る際には捻らなくてOK。プラスドライバー1本でできるので、とても簡単です。
古いバルブを取り外し、ソケットにLEDのバルブを差し込みました。よし、ちゃんと固定されてるようだ。4灯すべてをLEDに交換して、満を持して点灯させてみます!
やった!点いた! でも…節子、それウィンカーやない。ハザードや… /(^o^)\
左右どちらのウィンカースイッチを入れても、大盤振る舞い全灯点滅のハザード状態になってしまいました。公道で乗れるかどうかでいうとかえって悪化。下調べをせずにやるからこういう事になります。
ウィンカーレンズで遊んでいた嫁ちゃんが、この症状をぐぐってくれました。
カブのウィンカーは、リレー・スイッチ・ランプのほか、メーターにある方向指示器表示灯とオーディブルパイロットに接続されています。後者の二つは、どちらのウィンカーを点けても点灯し、音を鳴らします。つまり、左右どちらのウィンカーの配線にも接続しています。
普通のバルブの場合は10Wの消費電力があるため、片方のウィンカーランプ、方向指示器表示灯とオーディブルパイロットの3つで電力を使い切ってしまい、もう片方のウィンカーランプは点灯しないらしいですが、LED に換装して大幅に消費電力が下がると、余剰電力が通電して、もう片方のランプも点灯してしまうとか。
電気は詳しくないけど、なるほどと思いました。方向指示器表示灯とオーディブルパイロットがそれぞれ2本ずつの配線で済んでいるのはそういうことなのか。
本来であれば整流ダイオードを噛ませてちゃんとするようですが、上図でいう、空色(右ウィンカー)と橙色(左ウィンカー)の線を両方使っている部分を絶縁すれば、とりあえずウィンカーは使えるようです。
方向指示器表示灯とオーディブルパイロットは公道で走行するために不可欠という訳でもないです。カブの場合、ウィンカーそのものの方が運転していて目につきやすいので方向指示表示灯はほぼ使っていません。カチカチ音がなくなるのはちょっと寂しいですが、整流ダイオードが届くまでの一時しのぎにこの二つを切り離すことにしました。
ヘッドライトを外し、メーターを押し出します。
メーターの方向指示器表示灯につながっている空色(右ウィンカー)と橙色(左ウィンカー)の配線を切断しました。また、オーディブルパイロットはハンドルの奥深くに固定されていたため、上からハサミを入れて切断しました。すると、正しく左右のウィンカーが点滅するようになりました。
よかった… _(:3」∠)_
今回、パーフェクトとは言えないものの、とりあえずウィンカーの LED 化ができました。不備がまだまだ多いので今後も直していこうと思います。どうせオレンジ色の LED をつけたので、クリアレンズにでもしようかな?
(※この記事をそのまま参考にされる方はいないと思いますが、配線はカブの年式や種類によって変わりますので、よく調べてからいじる事をおすすめします。)
僕もリトルガブFIのウインンカーLEDに頑張っています。色々参考になりありがとうございます。
西田さん
コメントありがとうございます!
リトルカブもいいですね〜。僕の弟もリトルのキャブに乗っています。
こんなブログですが、お役に立てれば幸いです。
とりあえず明日ぐらいから梅雨入りみたいです明日アマゾンからLHN700整流ダイオードが届きます。梅雨明けからリトルガブFIウインンカーLED計画していきます。
西田さん
梅雨に入りましたね〜。LED化、ぜひ頑張ってください。
僕も整流ダイオードを噛ませないと、いつまでもオーディブルパイロット(ウィンカーのカチカチ音)が死んでいるままです(笑)
[…] カブのテールライトは交流で、ブレーキライトは直流です。ヘッドライトやウィンカーをLED 化した際にちらっと調べたところ、コンバータを噛まさなくても壊れない LED のバルブが売ってあるようだったので、それを購入しました。 […]
dyamaさん初めまして。
2年前に、カブ50最後のキャブモデル(2002年式)を中古で購入してから、色々と手を加えています。私の場合、冬季のグリップヒーター(ホンダ純正品)が十分機能するだけの電力を確保する目的で、全灯火のLED化を目指し、つい先日、ようやく完成しました。
ウィンカーのLED化は、LED用のウィンカーリレーへの交換と、スピードメーター照明灯の直流化+メーター内の3球LED化、の2つで実現しました。照明灯の直流化の配線改造は、近所のバイク屋の店長さんに教えてもらったのですが、正直、よく理屈が分かっていません(笑)店長さんに言われた配線をギボシでつないだり分岐しただけでしたので、残念ながら他の方に教えられる知識にはなってません。
この全灯火LED化により、今まで信号待ちで停車している時にグリップヒーターが一時停止してしまっていた(つまりせっかく走行時に温まりかけたグリップが冷えてしまう)のが、停車時にも稼働し続け、温かさが温存されています。まだ寒さはこれからなので、厳寒期にも十分耐えうるかは未知数ですが、期待して様子見したいと思っています。
dyamaさん今晩は。
昨日のコメントで、スピードメーター照明灯直流化の部分の説明が不十分でした。正確には、近所のバイク屋から、スピードメーター3球のLED化キットを購入し、その配線をカブの電気回路に割り込ませる過程で照明灯が直流化された、ということです。分かりにくくてすみません。
以上、補足コメントでした。