先月、パソコン工房で投げ売りされていたプラネックスの MZK-MF150 を自宅と実家用に 2 個、購入した。
ネットブック、スマートフォン、PSP、仕事用のラップトップワークステーション … と、最近の持ち物は、どれも無線 LAN クライアントが載っているのに、先月まで使う理由がなかった。
街に出れば至るところにアクセスポイントがあるような都会には住んでいないし、東京出張時に空港やホテルで出来たらいいなぁ、程度の感覚だったが、MZK-MF150 が 2500 円という安さだったので、思わず購入してしまった。
一度購入してしまえば、ガリガリ使ってしまう。使えば使う程、便利だーと思った。
自宅では、自室にネットワーク環境が集中しているので、茶の間や台所ではインターネットをする事が出来なかったが、MZK-MF150 を設置してからは、快適な WiFi 生活が送れている。小さいくせに、これは楽しい。
自室のファイルサーバで export している外付け HDD を無線 LAN 経由で、茶の間のネットブックから nfsmount。動画も難なく再生する事が出来る。特に広いワケでもない木造一戸建ての薄い壁が幸いして、秒間転送速度が 1 M バイトを越す事もある。水槽に囲まれた環境で、仕事をするにもぴったりだった。
また、アクセスポイント機能の他に、コンバートモードとして動作させれば、有線イーサネットボードしか載っていないデスクトップマシンも、気軽に無線ネットワークに接続出来る。 Linux 用公式ドライバが無いに等しい USB タイプの無線 LAN クライアントと比べても、なかなか有り難い機能だと思った。
設定を変更しようとオンラインマニュアルを読んでいると、自分の設定画面と書いてある事が違う事に気付いた。ファームウェアを公式からダウンロードし、アップデートしてみる。ふと、「あれ、こいつ Linux が載ってるんじゃね」と思ったら、そのとおりだった。
MZK-MF150 を解析している方のシリアル通信のログを見る限り、MIPS 320MHz で RAM が 16 MB、いくつもの NIC を積んだカーネル 2.6 の Linux みたいだ。電子工作出来る方には、本当憧れるなあ。
この価格で、設定画面を Web UI ではなく、シリアル通信でもなく、TCP/IP 経由の telnet や ssh にしてくれれば、一部の客層大喜びの事請け合いだと思う。
また、例のリコール問題のページで、シリアルナンバーを確認すると、交換対象となる /01[A-Z]{2}[0-9]{5}AR/ に思いっきりマッチしてたので、手続きを行なったが、プラネックスの中の人から「ご連絡頂きましたシリアルナンバーより、交換の必要が無い、対策品であることを確認いたしました。」というメールが届いた。
リコールが出ていたのは、今年の 4 月。購入したのは 10 月で、これを知ってのこの安さだったのかと思ったが、違ったみたい。実家に設置しておいた方は大丈夫かなあ。
※ 2020/07/02 度重なるブログ移転・ブログシステムのアップデートにより崩れた記事を校正。