ルームミラー型ドラレコ・バックモニターを取り付けました

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以前から気になっていたルームミラー型のドライブレコーダー兼バックモニター。運転をしていてもたまに見かけていて、いいなぁと思っていました。先日の Amazon プライムデーでお安くなっていたので注文。届いた後は積み状態になってたけど、ようやく取り付けができたので報告します。

設置理由

うちのハスラー(MR41S)には、後付けの前後ドラレコを取り付けています。厳密にはドラレコではなくて、安い中華製のアクションカメラをドラレコモードで取り付けてます。

このカメラの運用があんまり良くなくて、デメリットを挙げるとすると次のとおり。

  • 給電ポートが絶滅危惧種の Mini USB で今後ケーブルの調達が難しくなる。
    • リアカメラはラゲッジスペースにある 12V シガーソケットから電源を取っているが、走行中に荷物が当ると接触不良を起こしてカメラが停止することがある。
  • 内部時計がすぐにずれる。
    • ドラレコモードでループ録画していると、古いタイムスタンプのものから上書きされていくため、時計が数年前の時刻にリセットされていると新しい録画ファイルから消えていくことになる。
    • 時計がずれているかどうかは前後それぞれのドラレコを小まめに確認しないといけない。
  • 動画の回収に難あり。
    • 別々のカメラで2枚の SD カードに録画されるので、動画を確認したり回収したりする時に結構面倒。
    • ちなみに使っているアクションカメラには、専用スマホアプリを入れて Wi-Fi 経由で動画をダウンロードする機能もあることにはあるが、撮影動画は基本的に PC で扱うため、この方法だとかえって時間がかかるし面倒。
  • フロントカメラが特に邪魔。
    • できるだけ視野に影響を与えない位置に取り付けているものの、助手席側から見るとそれなりに邪魔。

内部時計が狂うのは結構致命的で「今日のあのシーン、撮れてるかな?」とわくわくして PC で確認すると既に上書きされており残っておらずガッカリ。そんなケースが頻発していました。万が一事故に遭った場合、これだとドラレコの意味がありませんね…。

ちゃんとしたドラレコを購入して設置するのであれば、ついでなので気になっていたルームミラー型のバックモニター化もしようと思いました。

ルームミラーがバックモニターになるメリットは、なぜか妙に見づらい後方の視認性を上げられるんじゃないかなという点。キャンプ道具を満載したり、両親を後部座席に乗せて動くこともあるので、より安全になれば嬉しいところです。また、見えてる映像=撮れてる映像というのも心強いし、フロントガラスがすっきりしそうです。

商品

購入したのはこちらの Changer の商品です。プライムデーで1.1万円ほどだったので飛び付いて注文しちゃったけど、この記事を執筆している現在(2022/8/15)でも4,000円引きクーポンが使えるので、実売は1.1万円台のようですね。この手の商品かつこの価格帯では、中華メーカーの OEM だらけなのでちゃんと調べても結局どの商品が良いのか分からないことが多いです。ちょっとした賭けになりますが…何十万円もする商品ではないので、上手く活用できればしめたもの。ダメだったらリサイクルショップ行きかなーっと、そういう軽いノリでの購入です。

これから福岡方面、大分・熊本方面へ遠出をする予定があったので、重い腰を上げて取り付けを行いました。

取り付け

ルームミラー型ドラレコの取り付けは初めてです。想像していたよりも簡単にできました。嫁ちゃんが買い物をしている待ち時間にスーパーの駐車場で行いましたが、特に工具も使わずに一通りの配線が完了。

当初は既存のルームミラーを撤去したり、バックカメラの配線を行うために天井の内装を剥したり、結構な作業が必要そうと思ってましたがそんなことはありませんでしたよ。

まず取り付け場所ですが、既存のルームミラーにシリコンバンドで本体をくくり付けるだけでした。本体には給電用の USB Type-C/シガソケケーブル、バックカメラケーブル、GPS ケーブルの3本を差します。

3つのケーブルを天井の内装に突っ込みながら誘導して、運転席側のサイドピラーまで持っていきます。ピラーを手で外して、給電ケーブルをピラー下のダッシュボードの穴に通し、ペダル付近から出してシガーソケットに接続しました。GPS はピラーそばのフロントガラスの下に配置して、リアカメラは運転席から天井内装の隙間に押し込んで後方まで配線。リアカメラ用のマウントは、それまでのドラレコを固定していたものを再利用しました。(写真を撮っておけばよかったですね、言葉で説明するのムズい)

エンジンをかけてちょっと走ってみたら、ちゃんと機能しているようです。

メリットとデメリット

まずはメリットから。

アクションカメラを流用していて発生していたデメリットはすべて解決しました。GPS 信号によって正確な時刻と常に同期してくれているようだし、SD カードも1枚だけになりました。見えている映像が撮れている映像となり、後部に荷物を積んでも視界の邪魔になりません。

また、取り付けてみてわかったことと言えば、運転者の視点がどこにあってもリアカメラの取り付け位置の映像が映し出されます。つまり、リアカメラが良い位置にあれば常に最適な視点での映像を確認できることになります。

あとモニターの輝度に限界があるため後続車のハイビームが目に刺さらなくった点や、助手席から見ても運転者と同じ後方の状態が見られる点、映像と一緒に GPS 情報や車速情報が記録できる点などなど。嬉しいメリットが多いです。

次にデメリットです。この商品特有の問題ばかりになります。

GPS ケーブルとバックカメラケーブルをそれぞれ差している時と差していない時でメニューの項目が変わります。設定メニューのアイコン数が固定でスワイプ(ページング)もできない UI なので、物理的にケーブルを抜き差ししなければ辿りつけないメニュー項目があるということです。さらに、SD カードのフォーマットなどは言語を英語にしないと画面に出てきません。これは日本語モードにしておくと音声認識アイコンが追加されるために画面に表示しきれていないのが原因のようです。

自分の使い方が間違っているのか…と不安になるくらいの UI です。いや、マジで使い方が間違ってるのかな。

また、音声認識が実用レベルではありません。日本語で「写真を撮ります」と発音すると撮ってくれたり撮ってくれなかったりします。まず日本語がおかしい上に、少しでも走行音が入るとダメなようで、早々に OFF にしました。Google 音声入力や Alexa レベルの認識率だったら手が離せない運転中に有り難い機能だったのに、中華デバイスにそんなもん求めちゃダメということですかね。

ごく稀に電源が落ち再起動します。これはひょっとすると我が家のハスラーのアクセサリー電源が不安定である可能性もあるので、この商品のせいじゃないかもしれないです。今のところ原因不明。再起動後は特に何事もなかったかのように録画を再開している様子なので、それほど大きなデメリットとは受け止めていません。

タッチパネルの感度があまりよくありません。ここ1〜2年で指の脂分が減っている気がします。スマホのタッチ操作は問題なく出来るけど、重なったポリ袋を広げるのに時間がかかったり、手巻きたばこのペーパーを取りづらくなったり…加齢のせいかな。嫁ちゃんはタッチパネルをタッチするとすぐに反応するので、使える人を選ぶ感度設定になっている気がします。

スピーカーもよくありません。音量は3段階で切り替えができるんですが、最大だとスピーカーが音割れを起こし、エンジンをかけるたびに耳ざわりな起動音を聞かされます。1つ下げると走行音にかき消されてしまうくらいの音量に。まともなチューニングがされていないようです。

常時画面上に表示され続ける邪魔な製品ロゴも消せないようです。このロゴを表示するくらいだったら、動画のロックボタンでも配置して欲しかったなあ。一度タッチしないとメニュー項目が出てこないので、緊急時にさっと録画を保護したい場合などで使えません。全体的にソフトウェア設計ができていないようです。

細かなデメリットを挙げるとキリはありませんが、価格が1.1万円程度ということを鑑みるとおおかた満足しています。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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