ハスラー(MR41S型)を2019年2月に新車購入してから2年が経ちました。購入後、1年もせずに新型のハスラー(MR52S/MR92S型)が発売され、あっと言う間に『旧型』となってしまいました。もう少し新車感を味わいたかったなぁ…。(´・ω・`)
純正ヘッドライトについて
さて、そんなハスラーですが購入当初から気になっていたことがあります。それは、純正のヘッドライトはハロゲンランプで少し暗いなーと思う場合があること。
単独で走る場合は問題ないんですが、片側1車線の真っ暗な道…しかも長崎に多い左右上下に曲がりくねった道を走っている時の対向車のヘッドライトによって、自分の車線が見えづらくなることが結構あります。
厳密には純正ヘッドライトが暗いわけではなくて、周囲の車が割と大きな光量のヘッドライトを点けていたり、視界が良いにも関わらずフォグランプを点けて走っていたり、デイライトが常時点いていることも多いので、相対的に暗く感じる(自車線が見えない)という訳です。
ハスラーでは
- 自動ハイビームなし。手動でこまめに切り替え。
- 高速でもそれほどスピードを出さない。
- 光軸設定はほぼほぼ最低。
という使い方をしてますので、対向車に直接迷惑がかからないよう、自車線の光量を少しだけアップしようと考えました。
車いじりはほとんど経験がなく、ルーフキャリア取り付け、ETC 取り付け、ドラレコ取り付け、ナビの配線変更くらいしかやったことがありません。ボンネットを開ける作業も今回が初めて。ちゃんと出来るかなぁ。
純正ヘッドライトの視認性
夜。佐々町に住む後輩の家にキャンプ道具をあげるついでに、ヘッドライトの交換をしようと思います。車や人がまったく通らず交通の迷惑にならないこと、周囲に光源がなく真っ暗であること、広い直線路があること、という条件が整う場所って山と海だらけの佐世保周辺ではあまり無いんですよね。
まずは純正ヘッドライトの視認性の確認です。一眼レフで ISO 感度やシャッタースピードなどを決めて撮影しました。まずはロービーム。
色温度が低い暖色系のランプは個人的に好きです。黄色は嫌いですが、この程度はほんのり暖かみがあってよろしい。4000k くらいかな?
でも、中心部分と周辺部分で明るさのムラがあるようです。カットラインも一応出ていますが、境界がハッキリしていない様子。続いてハイビーム。
運転者の視点よりちょっと高い位置から撮影してしまったので、手前がめちゃくちゃ暗いように見えてしまっていますが、実際にはボンネットで隠れて見えない部分ですので無視しちゃっても大丈夫です。
運転中の視点が集中する部分は概ね良好です。今回は対向車のヘッドライトがある場合の対策なので、ハイビームについては不満はナシですね。
これがどうなるのか楽しみです。
LED ヘッドライトバルブ
今回、取り付けるのは Amazon で購入した「AUXITO H4 Hi/Lo LEDヘッドライト」です。12V 車用で色温度は6500k。インバーターとファンが一体化して、純正のハロゲンランプとほとんど変わらないサイズで、車検にも対応しているとのことです。レビューも1,600件以上ついていて値段もお手頃だったため、購入を決めました。
地元のホームセンターやカー用品店では手に入らない価格帯の商品が翌日届くっていうのは、改めてスゴいなあ…と思いました。Amazon ベストセラーにも入っているし、さすがにサクラレビューって訳でもなさそうです。問題があった場合でも Amazon ならサクっと対応してくれるのがありがたい。
バルブの交換
早速、ヘッドライトバルブを交換したいと思います。運転席下のスイッチを引いてボンネットを開けます。これまでライトを点灯してたので、冷めるまで10〜15分ほどこの状態で待っていました。
キャンプ用に持っているジェントスのエクスプローラー(ランタン)はこういう時にも役に立ちますね。車載しておいて正解のアイテムです。十分な光量なので真っ暗闇でもコレ一発で作業ができそうです。
配線をいじるのでゴム手袋をして、バッテリーのマイナス端子を外して養生したら準備完了です。右のヘッドライトから作業します。
つながっているソケットを引っ込ぬいて、ゴムパッキンを抜き取ります。
バルブをマウントしているソケットが出てきますので、固定している針金を内側に押して引けば、簡単にバルブが外れました。上の写真はエンジンルーム内から進行方向に覗き込んだ画です。H4 ソケットタイプはハスラーに限らず、ほぼほぼこういう固定方法みたいですね。
取り外した純正バルブ(右)と、取り付ける LED バルブ(左)です。 ソケットサイズは同じですが、LED の方が一回り大きい感じ。元のバルブは冷ましてから作業しないと結構エグい温度になりますので注意が必要です。
ゴムパッキンの径が LED だと小さいので、中央先端部分をハサミでカットしました。
よく見ずにザクッと切ると変な形になってしまったので、水漏れしないようギリギリの径でカットする方が良さそうです。
左目の方は作業を見ていた嫁ちゃんがカットしてくれました。キレイ。
バッテリーをつなげてヘッドライトを点灯してみました。ちゃんと点灯しました。めっちゃ明るい!
右目だけ LED 化したので、オッドアイなハスラーの爆誕です。片方だけ玉切れをして色温度が違うバルブに交換したのか、たまにこういう車、走ってますよね(笑)
同時に点灯したら色の違いがよく分かりました。これはこれで綺麗だなあ…。ハイロー切り替えも問題がなさそうなので、同じ手順で右目も交換しました。
両方とも交換しました。ちゃんと光ってくれていて嬉しい!
元のバルブは万が一問題が発生した時のために、LED の箱に入れてとっておくことにします。
LED ヘッドライトの視認性
運転席に戻り、一眼レフを構えます。先ほどと同じ設定にしていざ撮影。まずはロービームです。
光量そのものは大して変わってないと思いますが、色温度が高くなったことによる視認性のアップと明るさのムラがなく全体的にペタッとした照射になったことが一目で分かります。カットラインも綺麗に出ていますね〜。
パキッとしまくっていて目が疲れないか心配だけど、目的である視認性アップは達成できたのでOK。慣れれば問題なさそうです。
続いてハイビームです。
これも視認性がアップした感じがします。人間の目は注視点によって光彩を制御して眼に入る光量を自動調整するので、写真で撮影するよりももっと全体的に明るい(見やすい)印象を受けました。光軸中心よりやや奥の方の明るさも少しアップしているように見えます。
ロービームの比較写真を作ってみました。
言わなくても分かると思いますが、左が純正ハロゲンで右がLEDです。まんべんなく明るくなっているのがよく分かります。リフレクターは同じなのに、ここまで見え方にも違いが出てくるんですね〜。
好みで言うと、やっぱり目に刺さらないハロゲンランプの灯りが好きです。
佐々からの帰り道に、対面通行の自動車専用道路を走りましたが、体感で分かるくらいに視認性アップの効果を感じられました。早めにしておけば良かったー。
ちなみに、ポジションランプは前方を照射する目的ではないので純正のままです。
ハロゲンとLEDの差が分かりやすくとても参考になりました。
無理にグレード高い車にしなくてもDIYでやっていく方がいい気がしました。
コメントありがとうございます。
DIY だと自己責任にはなっちゃいますが、予算を低く抑えつつ車についての理解を深めることもできて良いですね〜。
僕は本職の方やクルマいじりが趣味の方には遠く及びませんが、できそうなことからチャレンジしていってます。