キャプテンスタッグ ドームテント M-3105 レビュー

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CAPTAIN STAG (キャプテンスタッグ) の激安ドームテント「M-3105」を数回使ってみたレビュー…というか、個人的な感想を書いておこうと思います。

基本スペック

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) テント クレセント ドームテント M-3105 ドーム型 3人用 防水 軽量・コンパクト設計 バッグ付き

参考価格: 12,000円、実売価格は4,000円弱。

詳細説明

  • 組立サイズ : (約)幅200×奥行200×高さ130cm
  • 収納サイズ : (約)幅66×奥行14×高さ14cm
  • 重量 : (約)2.5kg
  • 付属品 : ペグ4本、ポール収納袋1枚、ペグ収納袋1枚、バッグ1枚
  • 特徴1:軽量・コンパクトに収納できるドーム型テント
  • 特徴2:通気性と虫よけにインナーテントの出入口と天井に1mmメッシュを採用
  • 特徴3:雨でも安心のフルフライ仕様で、丈夫なグラスファイバー製のポールを採用
  • 特徴4:インナーテントには小物入れに便利なメッシュポケット付
  • 特徴5:持ち運びや収納に便利なバッグ付き
  • 素材: フライ/ナイロン190T(PU加工・防水) インナーテント/ウォール=ナイロン190T(通気性撥水加工) グランドシート=PEクロス メッシュ=ポリエステル 1mmメッシュ ポール/グラスファイバー約7mm

感想

元々、ソロキャンプ主体だっため BUNDOK(バンドック) ツーリング テント BDK-17 を愛用していたのですが、嫁ちゃんと暮らすようになってから一緒にテント泊する機会が増えました。床面サイズ 200cm × 110cm の BDK-17 でもギリギリ2人寝ることができますが、寝返りもうてないほど窮屈になります。僕は身長176cm、嫁ちゃんは147cm。一人あたりの幅は65cmです。

手頃なサイズ感と安さ・日本のメーカーということで、この M-3105 を購入しました。

前室がないので、入り口の前にレジャーシートを敷いてます。

気に入った点

低価格であり量産品であること

多趣味な人にとっては、とても重要です。痛んだらすぐ買い替えることができるのは大きなメリット。用途や目的によって変わってくると思いますが、週末に近場のキャンプ場や海浜公園でちょっとしたキャンプを楽しむ用途では、ちょうど良い価格帯です。

組み立てが簡単

ごく一般的なドームテントなので、複雑な構造は一切なし。2本のポールを交差させ、インナーテントのフックを吊り下げていくだけです。

大人2人でだらだら組み立てて10分から15分くらい。慣れて手際よくやろうとしたら5分ちょっとで組み立てることができます。キャンプ経験がある人であれば、1人でも苦労せずに組み立てられます。撤収もそれなりに簡単。

同梱のペグは五寸釘を曲げただけのようなものなので、設置する用途に合わせて買い替えればいいと思います。

また、フライシート込みで自立して張ることができるので、コンクリートやタイル上でも自立します。ペグが打てないところでも使えるのは地味に嬉しい。

必要十分の性能

テント自体が大きく変形はするものの、風速10m/s前後の吹きっさらしの芝生に標準のペグで固定して、中に荷物や人がいる状態で一晩。折れたり変形したりすることはありませんでした。これ以上強いと、骨が折れてしまう感じがして精神衛生上見てられないですが…。

雨天利用はこれまでの使用で経験しませんでした。数ミリの雨であれば十分耐えてくれそうです。

夜露については、フライシートのお陰で気にならないレベル。ただ、フライシートは完全に地面に密着していないので、インナーテントの側面・地面から10cmくらいのところは結露しやすい気がします。(それでも気にならないレベル)

最適気温ひと桁の夜に大人2人・暖房なしで一泊しても、寒すぎたり、蒸れすぎたりすることなく、なかなか快適でした。もちろんシュラフや毛布で調整しましたが、テント要因のデメリットはなさそう。

インナーテント内ポケットやランタンを吊るフック、入り口を束ねておくタッセルなど、一通りの機能を供えています。

大人2人にちょうど良い展開サイズ

座面が 200cm × 200cm の正方形です。出入口は前方に一つしかないため、それぞれの頭か足先を出入口に向けて横になるスタイルで使っています。大人が2人寝ても、バックパックや靴などの荷物を置けるくらいのスペース感。大人3人になると、室内に荷物を置かずにギリギリといった感じでしょうか。

上図の折りたたみテーブルであれば、大人2人が座った状態でテント中央に置くことができ、簡単な作業ならできました。

大人2人なら、椅子やバーベキューコンロ、クーラーバッグ、キャリーワゴンなどの大きなものは室内に入れることはできません。大人1人であれば、余裕ですべての装備が入りそうです。

地味に軽くて及第点の収納サイズ

収納サイズは、長辺が66cmと BDK-17 よりも20cmも長いですが、原付以上のバイクのハンドル幅と同じか短いくらいですので、横倒しでリアキャリアに積めます。

また、BDK-17 の 2.3kg に対してこちらは 2.5kg という重量。約8%の重量アップで1.73倍の室内サイズになるのは嬉しいところです。

もちろん、万単位で出せば 1kg 台のテントも買えるんですが、フライ・ペグ込み4,000円という激安クラスで 2.5kg というのは、最軽量の部類に入るんじゃないでしょうか。

バイクに積まなくとも、車からテント設営地まで運ぶ時に軽さとサイズは大きなメリットになりますね。

気になる点

自立式テントになるため、ペグが打てないコンクリートやアスファイルト、タイルといった場所でも設営することができます。

ロープを張れず、横風で変形しやすい

同梱されているペグは、インンーテントの四隅・フライシートの四隅に当たる地面に突き刺します。つまり、2本のクロスするポールのそれぞれの端部で地面と固定することになります。

矢印はペグの位置。ロープがないので、横風で骨が変形する。

テントの高い位置からテントロープで抑えつけるスタイルではないので、前述のとおり、ちょっとした風でもグニャアッとテントの形状が崩れます。

ロープがあれば、ひっぱってくれて変形を防いでくれる。

これまで折れたり潰れたりはしませんでしたが、精神衛生上良くない(笑)。寝ていると頭部にインナーテントがぴたっとくっつくこともありました。実売1,000円アップで可能であれば、対応してもらいたいところですが…まぁ、裁縫すればここは改善できそうです。

自然が近くにあり、天気を狙っていつでもキャンプに行ける人や、穏やかな天気の日に割り切ってキャンプをする人であれば、ここも気にならないかもしれません。

前室がない

嫁ちゃんと2人でキャンプする時は、基本的に天気が良い日を選んでいるため、前室で調理したり、作業したりする事はほぼありません。せっかく天気が良い野外ですので、基本はレジャーシートチェアのスタイルです。

なので、前室がないのはそこまでデメリットにならないんですが、強いて言えば、寝る時です。

夜露で濡らしたくない靴や、室内に入れておきたくないが野外に置きたくないゴミ、洗いもの類。これらをかくまうよう置いておくスペースがありません。僕らはいつもキャンプ道具を野菜の収穫コンテナに入れているので、その上からブルーシートをかけて寝ています。

これまで野生動物などに荒されたことはないですが、あんまり見た目がよくないです(笑)

あ、靴や貴重品はもちろん室内に入れてますよ!

総評

前室やテントロープの件はありますが、価格を考えるとメーカーとしてもかなり頑張っているのでは、と思いました。どこで儲けを出しているのか謎すぎる中華キャンプ用品が押し寄せてきている中、国内メーカーとして大健闘なんじゃないでしょうか。

使い勝手がとても良く、気軽に張ることができるので、ピクニック感覚のキャンプにもってこいです。

合わせて使うと便利だったもの

グランドシート

テントの下を保護するために地面に敷くグランドシートは、ロゴスのシートがちょうど良かったので使っています。名前のとおり、ぴったりサイズ。ブルーシートでも代用できそうですが、200cm 正方形・固定穴あり・頑丈なのって選択肢が少ないんですよね。こちらのシートは値段もそんなに高くないし、買うとストレスフリーになれました。

ものぐさなので、インナーテントと四隅を結んだまま設置して、撤収する時はそのまま一緒に巻き込んでしまいます。グランドシート込みでも付属のテント袋に収まるので便利。

テント内の中敷き

厚手の断熱レジャーシートで、肌触りがいい起毛素材のタイプのものも一緒に購入して使っています。

テントを設営したら、まずはこれを敷いています。敷くだけで一気に靴を脱いで上がりたくなる空間に大変身。起毛素材なので、じゅうたんっぽいですし、一応レジャーシートなのでそこまで重くない。畳める。これはお勧めです。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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