Booking.com で予約した今日の宿は、民宿「清流峡」です。宿には19〜20時のチェックインと連絡済みです。ただいま14時半。あと5時間ほど余裕があります。
ツーリングするようになってからずっと行ってみたかった、種子島宇宙センターに向かおうと思います。 いよいよだー。
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Google 先生に聞くと、西之表市内から宇宙センターがある南種子までは約1時間の行程のようです。ちょうど島を北から南に縦断する経路が最短のよう。人口が3万人に満たない島ですが、想像以上に広いですね〜。
市街地を抜けて少し走ると、さっそく南国の海が出迎えてくれます。熊野海岸というビーチらしいです。
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思わず路肩にバイクを停めて見入ってしまうほどの海。ヤバいくらい綺麗だ…(小並感)。
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台風10号が近づいてきているらしく、雲の流れも早く、人の背丈以上の大きな波も立っています。サーフィンをやっている人もいて、長袖長ズボン・ブーツにグローブにプロテクター姿の自分が場違いに思えてきました(笑)。
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地元の佐世保周辺の海水浴場も綺麗なところが多いので、実は種子島に来た目的には「海」は入ってませんでした。
しかし実際に目の当たりにすると、さすが外洋!さすが南西諸島…!
そのまま全裸になって海に突入したくなるビーチでした。
ちなみに、後から地元島民の方に聞いた話によると、九州や本州などからサーフィン目的で移住してくる方もかなり多いようです。
人口の割に広すぎるビーチ、美しすぎるビーチ、そして遮るものがなく吹き荒れる風。まさにサーフィンにうってつけなんでしょうね。
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種子島の道のほとんどは信号機もなく、急なカーブもキツいアップダウンもなく、とても見通しが良くて走りやすいです。 さらに幹線道路のはずなのに、交通量も少ない。
人口密度が581人/km2の佐世保に対し、種子島は67人/km2。とっても広く感じますね〜。
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美しい自然の景色を一人占めできる、とても贅沢な時間が続きます。
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種子島で最も高い山は282メートルのようで、島の面積で考えると「ほぼ起伏ナシ」と言っても過言ではないほど平坦です。
深い谷も険しい山もなく、ゆっくりツーリングするのにはもってこいの道ばかり。
植物については詳しくないですが、なんだか森も本土の植樹された杉林ではなく、南国の原生林っぽい雰囲気があります。
島の中央にあたる中種子町を抜け、東側の海岸にやってきました。
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ここは「千座の岩屋(ちくらのいわや)」の近くにある熊野海水浴場。 海の家にはちらほら人の姿が見えましたが、波が高く泳いでいる人やサーファーはいませんでした。
天気は悪くないのに、風が強くて波が高い。波の轟音に包まれています。
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遠くに見える大きな岩のような島を見た時、少し違和感を覚えました。最初は海上の岩のように見えたけど、よく見てみるとかなり距離がある。かなり距離があるのにこれだけはっきり見えるということは、かなり大きな岩。めっちゃ白波が立ってる。近くで見たらかなりの迫力なんだろうなぁ。
僕がよく目にする小島は、瀬や岩以外は松などの木でワサワサと茂ったイメージがあるため、これだけ砂色の島が遠くで聳え立つ風景は新鮮味がありました。荒波の轟音の影響もありそうです。
緑と岩肌の比率が、鳥山明が描くマンガの山のようですね〜。
変な島レベルという意味では外海の大角力・小角力も負けていません(笑)
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熊野海水浴場のすぐそばに、マングローブの自生保護区がありました。
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ナビによると、この山の向こう側が種子島宇宙センターのようです。
続きます。