フジミ模型 1/12 スーパーカブ110 を作りました。

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C50が好き

C50 の形 1966〜2007年

僕が好きなカブは1966年〜2007年の C50 系カブで、一番長い間、形を変えずに売れ続けていたデザインです。

2007〜2017年の中華モデルのデザインは、一新しようとした試みは感じ取れますが、肝心のカブ感が少なくなってしまっています。2017年〜現行モデルは丸目に戻ったとはいえ、中華モデルと同じフロントフェンダーやリアの平面を面取りしたような形状、ハンドル回りの首が太くてヘッドライトが小さいズングリムックリな印象が好みではありません。 (2007年〜のカブ乗りの方ゴメンナサイ。)

現行モデルの形 2017年〜

C50系は「水曜どうでしょう」のちょい高めのフィギュアだったり、ばくおん!のカブを軽く dis っているような面白いカスタムがされたフィギュアだったり、めちゃくちゃ小さいカプセルトイモデルだったり、まともなモデルアップが少なかったんですよね。

C125 を新発売している本家本元のホンダもそうですが、やたら初代の C100 推しの風潮が強いです。まともなスケールでのモデルアップはフジミの 1/12 C100 だけだったですし…。

初めてのカブのプラモデル

そんな時、青島文化教材社から6月に発売される「1/12 完成品バイク Honda スーパーカブ50」を見つけて、ヒャッホーィ!予約しようかな〜!という話を嫁ちゃんにしたところ、数日後…

可愛い笑顔でフジミ模型の「1/12 NX1EX-1 ホンダ スーパーカブ110」の限定版をプレゼントしてくれました。

アオシマじゃなくてフジミ…だ…と……!?

フジミが C100 以外のカブを出してるのを知りませんでした。(今年の3月22日に発売したみたいです。)

そしてコレ、2017年〜の現行カブのモデルアップです。

ウワァアアアァアアアアッ /(^o^)\

という心の悲鳴をそっとしまって話を聞くと、個人売買サイトで4,000円もしたとのこと。見ると限定モデルらしくて、通常モデルにはないパーツも含まれているらしい。
バイクに全然興味がない嫁ちゃんが、僕が喜ぶだろうと思って密かに取り寄せてくれたプラモデルだ。地味に高いし、型はどうあれカブはカブだ!

パッケージや組み立て前のパーツを眺めていると、ディティールが全然しっかりしてるし、レッグシールドやフェンダーの質感もとても良い。タイヤも見慣れたパターンのゴム製だし、見れば見るほど愛着が出てきました。古い金型を使ってる艦船模型ばかりを作っていたので、モールドの美しさにもワクワクします。まあ、手元に来るとなんでも愛着が出てくる単純なヤツです(笑)

レビューを見てみると塗装せずに素組みしても、結構な完成度で出来そうだったので、プレゼントしてもらった翌日に早速組み上げました。

完成

完成したフジミ模型の「1/12 NX1EX-1 ホンダ スーパーカブ110」です。1/12 スケールなので全長は15cmほど。初回限定バージョンということで、タンデム用の座布団が付いています。塗装を一切してませんが、なかなか良い質感ですね〜!

後ろからの様子。タイヤは前後ともに回転し、ハンドルも動きます。ナンバープレートや各所にあるホンダのロゴ、エンブレムはデカールではなく全て紙製のシールでした。「接着剤不要・塗装不要」ということで出来るだけ簡単に作れるよう配慮してあるんだと思います。水を使って手間がかかり、下手すると破けてしまうデカールだと、難易度が上がりますしね。

車体左側から。接着剤不要で組めはするものの、形になってくればくるほど車体を持って作業している時に細かなパーツが落ちたり飛んでいったりしたので、接合面が小さくて外れやすいパーツは接着剤で固めながら作業しました。ミラー、キックペダル、ブレーキ、センター&サイドスタンド、シフトペダル、タンデムステップ、エキパイあたりは固定済み。接点が2箇所以上のところはパチンとはめ込むだけでとても安定します。高精度じゃないとできない仕組みですねー。

芸が細かいなぁと感心したのは、スイングアームに貼られている「ドライブチェーン注意事項」のシールもそのまま再現されている点。めちゃくちゃ小さいです。チェーンケースやエンジンは渋い光沢のシルバーで再現度が高いんですが、やはりスポークやリアショック、リアキャリアはメッキ調の塗装をした方が良さそうですね。

下部から。こんなに精巧に出来ていると、プラモデルとは言え横転している車体を見るのは心が痛みます…(笑)

写真ではサイドスタンドを立てた状態ですが、可動するので収納も可能です。代わりにセンタースタンドを立てることもできます。重心も実際の車両と似ているようで、微妙にタイヤが接地する様子も再現されています。ちなみにプラモデルは車重が軽いので、センスタだとちょっと触っただけでスタンドが戻ってしまい安定しません。

レッグシールドに隠れてしまうシリンダーやエアクリーナーもちゃんと再現されていました。クランクケースの内側も(図ってないだろうけど)割とソレっぽい。

ハンドル回りも精巧に再現されていて、メーターはシールを貼りつけた上からクリアパーツをはめ込む仕様。ウィンカースイッチ、ヘッドライトのハイロースイッチ、セルスイッチなどは凸部にシールを貼りつけます。ミラーも光沢シールです。限定パーツには黒いコンビニフックも付いていたため、接着剤で固定しました。

注意書きやシフトチェンジ方法のシールまで付いてるのはファン心をくすぐります。(僕のカブは中古車でオールペン済だったのでありませんでした(´・ω・`))

ブレーキランプやウィンカーも本物と同じようなプラスチックのクリアパーツなので、中にLEDなんかを仕込んだら楽しいかも。

総評

バイクのプラモデルは、小学生の時に作ったタミヤのドイツ陸軍サイドカー以来で、ほぼ初めてだった僕ですが、テレビを見ながら小一時間で作ることができました!

これだけの手軽感でこの完成度であれば、定価3,888円・実売2,800円前後はお得なのかも。

冒頭、「現行モデルはデザインがどうのこうの…」と言っていましたが、とても気に入っています。今では我が家の一番目立つところ(リビングのテレビ前)に鎮座しております(笑)。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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