初年度登録が1996年、20年以上その形状を保っていたVRX の純正シートが、僕がオーナーになった1年半でへたってきました。うん、分かってる。きっと歴代オーナーの中で僕が一番重量級なのは…。
体重が重いのが原因でしょうね…。合皮が左右→下にひっぱられた結果、シート中央が進行方向縦に裂けています。3〜3.5cmくらいかな。
日頃から乗らない時にはカバーをし、できるだけ直射日光に当てないようにしてますし、雨があがったらカバーを外して湿気を抜いています。でも、乗り始めてから合皮用の薬剤などでケアしたこともなかったので、体重によるダメージを回避できなかったのかもしれません。しもうた。
数千円でシートまるごと交換できるカブと違って、マイナーな VRX は選択肢がほとんどありません。できるだけオリジナルのシートを大切に使っていきたいものです。
ゴムのりで補修
これを放置していたら、穴が裂けてどんどん広がっていくのは目に見えていますので、応急処置をしたいと思います。
強度的に耐えられるかどうか分かりませんが、合皮用のゴムのりを買ってきました。強度不足だったとしても、何もしないよりマシなハズです。
手持ちのマスキングテープも準備しました。
裂けている穴を囲むようにマスキングテープで覆います。
ゴムのりを穴の中まで染み込むように乗せていきます。
付属のヘラを使って、綺麗に伸ばしていきます。伸びたら、1〜2日ほど乾燥させます。
乾燥後
2日後、シートを確認してみると…
補修したゴムのり部分がテカテカしてますが、ちゃんと乾燥してるみたいです。穴部分のゴムが剥がれないよう慎重にマスキングテープを剥がします。
うわー、かなり目立ちます。同じ黒とはいえ、遠目にぱっと見ても「何か付いてる」感が半端ない。よく見ると、穴の部分は肉痩せしていますし、シート表面に乗っている部分には段差があります。塗り方が下手だったかなぁ…(´・ω・`)
手軽な補修方法なので、とりあえず、穴から雨水が入ったり、これ以上穴が広がったりするのは回避できました。
ただ本格的に補修をするなら、一回すべてのシートを剥いで、裏から皮を当てて接着した方が良さそうです。
あとはどのくらい持つか。様子を見ていきます。