原付の自賠責は解約しない方が良いかもしれない。

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原付の廃車手続きが終わったので、次は自賠責保険です。僕名義[efn_note]自賠責は被車両保険なので、車両にかかっていれば運転者は問わない。[/efn_note]で契約していた自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)を解約しました。

ナンバープレート交付のその日に、コンビニエンスストア(ローソン)で某大手保険会社の自賠責保険に加入。どのくらい乗るか分からなかったので、とりあえず1年間分の7,500円を支払いました。最低契約期間は1年で、2年、3年、4年、最長5年間まで選べます。長期にするほど、1年あたりのコストは安くなっていきます。強制保険なので、どの保険会社も同じ料金らしいです。

最短の1年契約では、1年あたりのコストは最大の7,500円。5年契約だと約3,400円です。「初期投資を最低限に抑えて、乗らなくなったら解約すればいいか。」と考えて契約。残りの保険期間を1ヶ月以上残して解約すれば、月割で払い戻しされるという意識があったため、あまり調べることもなく契約しまいました。

1月末に契約をして、本日3月15日。実質的な契約は1ヶ月半にも満たない期間でした。1月、2月、3月と月をまたいでいるため、「3ヶ月を過ぎたとしても、残りの9ヶ月分[efn_note]7,500円÷12ヶ月×9ヶ月[/efn_note]の5,625円は戻ってくるなぁ…」と皮算用しつつ保険会社の支社へ赴きました。(ちなみに、解約や名義変更は代理店ではなく、支社に行った方が早いらしいです。[efn_note]今回の契約はそもそもコンビニだったので、代理店らしい代理店はないんですが[/efn_note])

窓口に行き、解約の書類に住所、氏名、返金先の口座番号を書いて、廃車証明書を提出して、手続きは5分で終了。最後に「では、返戻金は2,080円ですね。後ほど振り込まれますので。」と言われて驚きました。

自宅に帰って調べてみると、返戻金の一覧をまとめた資料を損保ジャパン日本興亜が公開してくれていました。その一部を下記に転載します。

自賠責保険を解約した時の返戻金のまとめ
出典: 本州、北海道本島、四国本島、九州本島のお客さまへ(PDF)

僕のケースは原付1年契約、残り10ヶ月となるらしく2,080円で計算は合っていました。よく見てみると、どのケースでも一度契約すると、一律で 5,010円が差し引かれています。僕が契約していた保険会社のウェブサイトでは、こういう表は見つけることができず、「手数料等を差し引くので全額は返金しない。」とだけ書いてありました。

7,500円のうち、5,010円が保険料以外の「手数料等」になるのであれば、保険料の部分って一体なんだろう…。各契約年数のそれぞれの月の差を見ていると、どうも返戻金は月あたり200円前後のようですね。あくまでも「返戻金の表」ですが、5,000円以上が手数料等になるのであれば、保険料は月200円に見えてしまう。

短期間の加入や解約を想定していないお役所が決めたルールだと思うと、ちょっと釈然としません。強制保険での手続きなので、なおさらです。任意保険だったら、顧客にメリットがあるようなプラン[efn_note]東京海上日動のちょいのり保険(1日自動車保険)など、割高ではあるもののハードルが低い短期間プラン。[/efn_note]を保険会社が商品化してくれるはず。

うーん、とても悲しい…。勝手に思い込んでたとはいえ、数回乗っただけで保険料 5,000円超えとは… (´;ω;`)

これなら解約せずに、残りの保険期間・10ヶ月間を譲る相手に使ってもらう方が良かったです。手間などの採算度外視で未使用期間の保険料を回収したい場合以外はあんまりメリットがなさそうです。

今回学んだことは、

  • 返戻金は思った以上に少ない。期間によっては掛け捨てと思え。
  • 「途中で解約したら残りが戻ってくる」なんてアテにしてはならない。
  • 長く契約いたら「保険料が安くなる」んじゃなくて「保険料に対する手数料の比率が小さくなる」だった。

ということでした。

みなさんも自分で乗り潰さない(=次に使う人がいるかもしれない)原付の自賠責は、よく考えて契約・解約した方がいいと思いますよ〜…。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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