唐津と糸島に行ってきました。

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22日夜、920さん達が自宅にカタンというゲームを持ってきて、夜中まで遊びました。初めてのプレイで覚えることがたくさんありました。ずっとやっていたら面白いですね〜。時間を忘れてプレイできました。

かたん

画像は Wikipedia より引用です。

グリップ

明けて23日午前、高校の同級生がうちにやってきて色々と話をした後、一刻屋さんに行ってカツ丼定食を食べました。

その後、バイク屋さんに自分で交換しようとして行き詰まってたカブのグリップの件を相談しに行きました。

樽型グリップを茹でてゴムを柔くした後、グイグイ捩じ込んでいったものの完全には入らず。1時間以上格闘して、ついにアクセルスロットルのプラスチックパーツ(ワイヤーを引いたり戻したりする部分)が力によって変形して、アクセルが自然に戻りづらくなってしまいました。

手のひらの皮が浮いて水泡状態になるまで入らなかった(しかもアクセルが自然に戻りにくくなった…)グリップ。それが、バイク屋さんの手によるとものの十数秒で入りました。しかも両サイドとも!

グリップのふちを少しひっぱって空間を作り、そこにエアコンプレッサーでエアをシュ、シュと入れる。エアが入ってグリップの隙間に空間が開くのと同時に押し込む。これを手際よく数回していくとあっという間に入りました。これは目からウロコだった…。しかも中途半端な素人作業の持ち込みに嫌な顔一つせず、サービスでやっていただいたので頭が下がるばかりです。

もっと早く相談しておけば良かった!

うろうろするよ

バイク屋さんの神対応とグリップがきちんと奥まで入ってとてもブレーキ操作がしやすくなったので気分が良くなり、遠出をしようと思いました。

寒いけれど良い天気。自宅に帰りカメラとスマホとスマートウォッチを充電ッ!天気は夜まで晴れ!よし!

カブをボアアップしたあと、週末は強風だったり小雨や雪が降っていたり、さらに年末の用事が重なったりと…あまり遠出ができていなかったので、良いならし走行日和です。

お彼岸もお盆も墓参りが出来ていなかったので、お墓がある福岡県糸島市の二見ヶ浦を目指して行きました。自宅でのデジタルデバイスの充電と自分の充電(仮眠)のため、出発がちょっと押して14時20分。Google Map によると佐世保市から九州大学伊都キャンパスまで2時間ちょっとだったので、往復6時間みておけば大丈夫だと判断しました。

佐世保から国見山を越え、伊万里市を通過。南波多谷口ICで福岡方面に行く車列と分かれ、昔ながらの下道で向かいます。時計を確認すると佐世保から60分でこの付近まで来れるようです。下道だと四輪車もそんなに飛ばせないので、あまり変わらない速度で走れます。

虹の松原

90分で唐津市の虹の松原に到着しました。久々に松原の中に入りましたが、記憶以上に鬱蒼としてますね。前日が冬至だった日の16時前なので、松原内は少し暗いなと感じました。

車道を覆うように生えている松原は、どこか幻想的にも見えます。既に自分のヘッドライトが地面に映っているが見えていて到着時刻と帰りの夕闇が心配になってきました。

さて、松原の中央を南側から進入し、糸島方面は松原内で右折しなければならないところ、間違って左折してしまい「どこかでUターンできるところは…」と探していると、こちらの車線にからつバーガーのお店があるじゃないですか。

実は「唐津に行ってからつバーガーでも食べて来ようかな〜」と先日から漏らしていたので、吸い込まれるようにここに辿りついたのも何かの縁。気付いたら他のお客さんと一緒に厨房バスに並んで、スペシャルバーガー(490円)を頼んでいました。

ここで食べるのは数年ぶり。わくわくしながら待っていると、松原の道を1台のカブが通っていきます。

「カブだ」

「からつバーガーの駐車場に入ってきたぞ」

「あれ!こっちに来たぞ」

ザザザザッ…!

カブの前のベンチに腰かけている僕に挨拶をしながら、隣に停まりました。

「こんにちは〜」

「あ、こんにちは」

乗っていた男性は初対面。見たところ50代後半から60代前半くらいの方かな。糸島市から来たという男性のカブは、ヤフオクで仕入れたタイカブ。ゴツゴツしてとってもシブいやつです!

男性は他にジョルカブを持っている。郵便配達をしていて郵政カブ(MD90?)に乗っていた。カブだらけの職場だったのでプライベートでもカブ?と考えていたが、パーツの互換性やメンテを考えてカブにした。でもタイカブなので互換パーツが国内流通してなくて…という話をされてました。

確かに外装パーツが全然違う。なるほど、楽しい! 僕の中でタイカブって、100ccエンジンがヤフオクで高値で取引されているイメージがあるくらいだったので勉強になりました。現物をちゃんと見るのも初めて。

メイドインタイランドの文字も。カブ多しと言えど、男性曰く国内では2000〜3000台くらいしか走ってないらしいです。他にご当地ナンバープレートの話やうちのカブの話、タイカブのコンディションの話などで盛り上り気付けば結構時間が過ぎていました。

「じゃあそろそろ糸島に帰るよ」

「僕もハンバーガーを食べたら、二見ヶ浦に行きます」

「その後佐世保まで戻るんだろ?日暮が早いから気をつけてね!」

彼が去った後気付いたのですが、糸島方面からやってきて僕と話し、糸島方面に去っていったので、ひょっとして遠目に僕のカブが目に入ってわざわざ来てくれたのかな。このスカイブルーは前オーナーの方が塗っていた色のままで「ちょっと(30過ぎのオッサンが乗るには)目立ちすぎかなぁ。もう少し地味な色に塗り替えようかなぁ。」と思っていたところなので、わざわざ戻ってきてくれたとすればこれはこれで視認性が抜群ということですね(笑)

この色のおかげで、少し遠出をするとかなりの確率で初対面の方から声をかけられるのかもしれません。塗装は前オーナーだし、まだ乗り始めて半年も経たない僕なので声をかけてくれる人に申し訳ない気も。

道の間違いから気まぐれに食事をし、それによって面白い出会いもある。ソロツー楽しいです。うふふ。

からつバーガーを食して、いざ糸島へ!

鹿家漁港

虹の松原から、車の流れが速い二丈浜玉道路に合流せずに海岸に沿って糸島へ向かいます。二丈浜玉道路が無料になってから海岸沿いの202号線は車が少なくなっていて走りやすいですねー。

太陽も良い具合に傾いてきたので、廃ホテルとして有名だった串崎ケープホテル跡地のすぐ側にあるビーチ(鹿家漁港)の駐車場で写真を撮りました。

目的地はまだ何十キロも先なのにもう夕暮れ…。帰りはずっと真っ暗なんだろうなあ。

ビーチを後にして、加布里にあと数百メートルに差しかかった海岸道の路肩に停車中のバイクが見えました。近くにいたライダーがさっと手を上げました。とっさに気付いてこちらも(カブだと運転時にほぼ使わない)左手で挨拶!

さっき、からつバーガーでお話したタイカブの男性だったようです。わあい。

加布里

無事に加布里に辿りつき、船越湾沿いを走っていると夕陽の色が最高潮に綺麗になっていました。

子供の頃、潮干狩りをした浅瀬が鳥肌が立つくらい美しい…。

他にも4、5組のカメラを構えた方々が100m間隔でいました。僕の他にカブを停めて写真撮っている人もいたな〜。

ちなみに結構飛ばす車も多い道なので、十分に路肩が広いところで停車して撮影してます。写真を撮っているとどんどん帰りの時間が遅くなるのは分かってはいたものの、この綺麗さは見過せませんでした〜。

二見ヶ浦

二見ヶ浦に到着したのは、日没後の17時半。結構暗い。お墓がある霊園の正面の車道にはチェーンがかけられていて中に入れませんでした。

ええー、せっかく着いたのに…。

気を落としつつビーチに面したレストラン二見ヶ浦の駐車場に入りスマホで調べようとしていると、お店の人らしき女性に声をかけられました。

「すぐ出られます?」

最初はなんのことだか分かりませんでしたが、どうも駐車場にロープを張って封鎖しようとしているようでした。

すみません、今すぐ出ます。と言い、霊園にお参りに来たけれど入れなかったという話をしたところ、一方通行なのでバイクでは行けないが徒歩で霊園の方に登れるという道を教えてもらえました。

そこを徒歩で登る図。一緒に歩いて道を教えてもらった上に従業員用と思われる駐車スペースにバイクを停めていいですよ。と言っていただいて、お客でもないのにとても親切にしてもらえました。この写真をよく見るとカブが映ってますよ~!

目標だった墓参りを無事に済ませた後、カブのところへ戻りずれたプロテクターを装着し直していると、先ほどの女性がまたやってきて「無事にお参りできました?」と声をかけてきました。

「ありがとうございます!お蔭様でじいちゃんばあちゃんにしっかり挨拶できましたよ〜。来た甲斐がありました」

「年末のご挨拶…じゃなくてクリスマスのご挨拶ですね(笑)それと、霊園にさっき確認したら、もっと上の方に車(バイク)で入れる道があったようです。徒歩でしか行けない急な登り坂の方を教えてしまってごめんなさい!」

うわあーーーなんて良い人だ!/(^o^)\

あまりの素晴しい対応に、よく調べもせずに来た自分の方が申し訳なるのと同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました。次は明るいうちに来てご飯を食べに来よう〜!

帰路

18時ちょうど、とっぷり日が暮れてしまった帰路。行きの時点で日没だったのであらかた予想はついていましたが、暗いし寒い。さらに不慣れということもあって、二見ヶ浦から前原市街に戻る時に道を間違ってうろうろしました。

風景を楽しむこともできず、写真を撮るのもどこかにぶらりと寄ることもできない夜。これから2時間半かぁ…!

二見ヶ浦でガソリンを確認したら、出発時点で9割ほど入っていた残量が半分になっていました。4.5リットル入るタンクの9割から5割だから、消費燃料はざっくりと1.8リットル。寄り道分を含めて90km以上走ってますので、実質燃費は50km/lとまずまずの成績。ホンダノーマルのC90(85cc)も実質燃費が40〜50km/lらしいので、ボアアップ車としてはむしろ良い方かな。目視とどんぶり勘定の組み合わせなので、今度遠出をする時は満タンにしてから測ってみたいと思います。

唐津市内のガソリンスタンドで給油を済ませて、伊万里に向かいます。道端にあった電光掲示板の温度表示は6度。この記事を書きつつ計算してみると時速60kmで走った時の体感温度は-12.2度らしいです。寒い!

今日は連日よりも暖かかったので油断していました。出発時の気温の服装だとかなりキツい…。手足や下半身が冷えるのは慣れていますが、いつもは暖い上半身まで寒いのはヤバい。ガタガタ震えそうになります。

気付いたら、伊万里の牧のうどんに到着していました。

あったかいうどんだ!これでたすかる!

揚げたてのいも天だ!わあい!

あったかふわふわうどんの熱と熱量を吸収して、国見山を越えて無事に佐世保に帰還することができました。

自宅に辿りついたのは21時前。前原市街でのうろうろと、牧のうどんの時間を入れて3時間弱かかりました。 走行距離を腕時計のGPSロガーで計測したところ、14時18分発~20時47分着(6時間29分)で全行程は193kmでした。1日に200km走行は黄色ナンバーでも割といけるようです。寒さ対策さえしていれば、体力的にはあと100kmくらい行けるかも。佐世保から北九州、大分、阿蘇あたりも一泊二日ツーリングの視野に入って来てわくわくしています。

そして今回も道中、親切にしていただいた方々に感謝感謝です!

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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