大野台遺跡を後にして、風が強い中、帰路に就こうとすると山の上に聳えたつ大きな風車が目に入ります。鹿町ウィンドファームの風力発電用の風車です。 まだ時間もあるし寄ってみることにしました。
思いついたら行けるっていうのもソロでうろうろする醍醐味ですね!そんな時にスマホのナビがとても便利。ナビを見てみると、同じ「鹿町ウィンドファーム」と名前がある地点が2つ出てきました。今回行ったのは西側の方。
さすがに巨大風車がたくさんあるので、今度は見落すことなく目的地に到着。立て看板にあるように、見学者向けに開放されているエリアらしいです。
説明によると、風車の中心まで68メートルでプロペラの大きさが61.4メートルなので最高部は98.7メートル…!
かなり遠くから何度も見ていたので大きいのは知っていましたが、近くで見ると自分の視野に収まらないくらいの巨大さ。グオングオンと音を立てて回っています。 プロペラの円周は約193メートル、回転数は平均で16.5rpmなので…ええと、計算するとプロペラの先は時速200km近く!こわい!
写真だと伝わりづらいと思いますが、頭上で60メートル以上ある回転体が200km/hで動いてるのを見ているとすさまじい世界に来てしまったと思ってしまいます。
こういうのが周辺だけでも何機も建っています。
自然の中の巨大な動くモノに自分一人。
写真は撮れなかったですが、野ギツネが居ました。
この風車の周辺にはススキの草原が広がっています。枕の綿を切り裂いたような細切れの雲が強風で流れて、短くなった陽が出たり隠れたり。
何もないところに聳える白い塔はとてもシンボリック。「雲のむこう、約束の場所」に登場するユニオンの塔みたいな印象です。
RICOH THETA Sで撮影した全天球写真を貼りつけておきます。ぐりぐり回してみてください。
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カブと来たかったな〜と思いつつ、鹿町ウィンドファームを後にしました。
さて、巨大構造物つながりです。
帰る途中に寄ったホームセンター・ユートクの駐車場から見た相浦発電所の煙突が雲と太陽の光で綺麗でした。今は稼働しておらず、火力での発電設備は撤去される予定らしいので、この煙突を見られるのももう少しかもしれませんね。