艦船キットコレクション Vol.6 スリガオ海峡 1/2000 駆逐艦「山雲」

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エフトイズの艦船キットコレクション Vol.6 スリガオ海峡 1/2000 駆逐艦「山雲・満潮・朝雲」のうち、山雲を作りました。これら3つは同型艦ですので、一つのキットの中に同じモデルが3組入っています。

山雲は朝潮型駆逐艦6番艦。スリガオ海峡にて米駆逐艦の魚雷攻撃を受けて轟沈、乗員全員が戦死している艦です。 昭和18年、祖父が乗っていた潜水母艦「長鯨」を護衛しつつ日本本土に戻る際に以下のようなエピソードがあったようです。

11月中旬、「山雲」は駆逐艦「若月」と共に日本本土へ向かう巡洋艦「鹿島」と潜水母艦「長鯨」を護衛する。19日、「山雲」は船団を追跡していた米潜水艦「スカルピン」を発見する。「山雲」は爆雷攻撃を加えて「スカルピン」に損傷を与え、浮上した同艦を砲撃により撃沈した。「山雲」は米潜水艦乗組員42名(41名とも)を救助した。乗組員達は「龍田丸」の仇を討とうと色めきたったが、小野(山雲艦長)はそれを制して救助を行い、コーヒーやトーストをふるまったという。

その後、スカルピン乗員は捕虜として空母「雲鷹」「冲鷹」に分乗して本土に輸送されている途中、米潜水艦により冲鷹は撃沈。乗っていたスカルピン捕虜21名のうち救助されたのは1名だけだったそうです。戦時下とはいえ、なんとも切ない話です。

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自分が購入したものはフルハルVerでした。それでもパーツ数は18個と非常に少ないです。(洋上Verは13個)

実物は全長118メートルの特型並みに大きい船体。モデルは10円玉と比較しても非常に小さいのが分かります。細かい作業が苦手な自分でも20分程度で組むことができました。いつもどおり、部品を切り取って接着するだけの素組みです。

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アップの写真で見ると、さすがにモールドが甘い気がしますが、プラスチックモデルの、さらに食玩というジャンルでこのクオリティはいつも凄いなあと感心していしまいます。

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12.7センチ連装砲や61センチ4連装魚雷発射管がコンパクトに配置されている姿が格好いいです。 レイアウトに比較的余裕があって艦ごとにまちまちな戦艦よりも、太平洋戦争中〜後期に竣工した軽巡・駆逐艦の姿はしっくりと安心感がある形をしていて大好きです。

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なお、艦船キットコレクションは Vol.7 が既に出ているようですので、積み艦を早くこなしていかないと…。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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