タミヤ ウォーターラインシリーズ 1/700 軽巡洋艦 矢矧

「艦これ」がブームになってから艦船模型を始めると、あたかも「艦これ」の影響で始めたように思われるのがなんだかアレです。 念の為弁明しておくと今回の「矢矧」は、2011年に購入してから積んでいたものであって、決して「艦これ」で「矢矧」を持っていないからという理由でプラモに走ってるわけではありません。…ほ、ほんとだよ!

前置きはさておき、これまでちびっこ駆逐艦ばかり作っていましたが、ようやく軽巡に着手することにしました。

まずは船型の確認。

矢矧 大きい画像

手前から、前々回作成した駆逐艦「桜」、今回作る予定の軽巡「矢矧」、同じく数年前から積みプラモになっていた航空母艦「隼鷹」です。駆逐艦サイズに慣れてきたところだったので、矢矧も隼鷹もかなり大きく感じますね! 実際の艦でも大きく、普通の路線バスを矢矧らと同じ 1/700 スケールにすると、写真のカッターマットの右下にある白い四角形くらいの大きさになるみたいです。「艦これ」では、商船改造艦ということからか「軽空母」として扱われている隼鷹ですが、小さな商店街くらいならすっぽり入りそうな大きさです。船長は約220メートル、排水量は2万2000トンあります。

ちなみに、隼鷹を軽空母としてジャンル分けをしている記事や文献は見たことありません。龍驤(180メートル、1万2000トン)や海鷹(160メートル1万3600トン)は、実際にかなり小さいので軽空母と言われてもしっくりくるのですが…。大きさもさることながら、隼鷹の搭載機数(火力)は戦艦大和の姉妹艦である信濃とほぼ同じでした。もちろん諸説あったり、ゲーム的な都合があったり、そもそも信濃と比べるのはナンセンスかもしれませんが、なんだか軽空母扱いがしっくりきませんネ。

話が逸れましたが、「海鷹」も実は積みプラモとして持っています。「海鷹」は「艦これ」には今のところ登場していませんが、この艦も大阪商船の貨客船「あるぜんちな丸」を改装した空母です。 ミッドウェー海戦で空母4隻を失ったのを契機に、三菱重工長崎造船所で空母に改装されています。

海鷹との比較 大きい画像

フジミの 1/700 モデルですが、軽巡の矢矧と比較してもあまり変わらない大きさです。ちなみにウォーターラインシリーズではないみたいですが、金属バラストが付属していて、スケールも内容物もウォーターラインシリーズと構成は同じです。 説明書には、資料があまり残っていない事を前置きとした上で、飛行甲板は全面軍艦色だったことが記載されています。喫水より下のハルはハルレッド色のプラスチックではなく、普通のグレイのプラスチックだったので、マスキングした矢矧と一緒に塗装しちゃいました。

矢矧と海鷹 大きい画像

船型だけ並べてみても、やっぱり矢矧とあまり変わりませんね。さて、海鷹はこのくらいで止めておき、本題の矢矧です。

この矢矧はタミヤのモデルですが、パッケージの配色指定では上甲板の大半がレッドブラウンと記載されていました。(駆逐艦は、リノリウム甲板だろうが全面ぺろんと軍艦色だった)タミヤのアクリル塗料のリノリウム甲板色もこの前買ってきたんですが、レッドブラウンも幸い持ってます。ラッカーではなく瓶ですが。

2014.7.24 追記: リノリウム甲板は歩きやすさや防音、防振のほか、断熱材の役割もあったそうですが、燃えやすく危なかったらしいので、戦時下では剥いでいたようです。その為、南方を航行している際は船室が蒸し風呂状態になっていたとか。なので、甲板は軍艦色・リノリウム色のどちらでも間違いではない模様。

筆塗りが予想されるので、リノリウム甲板の部分だけマスキングして、あとは佐世保海軍工廠色で塗装。

マスキング矢矧 大きい画像

こんな具合になりました。 これまでの駆逐艦は、三日月以外は佐世保生まれじゃないのですが、全部佐世保海軍工廠色を吹いてました。それ以外のラッカーを持ってないっていうのが一番の理由でしたが、矢矧はこの色でしっくりくるはず!

やはぎ 大きい画像 やはぎ 大きい画像

塗装が乾いていることを確認して、ピンセットで少しずつマスキングテープを剥いでいきます。マスキングの跡が図らずしも日焼け跡のようでエロいです。

残った部分は次回、グレイとリノリウム色に塗り分けていきたいと思います。

「タミヤ ウォーターラインシリーズ 1/700 軽巡洋艦 矢矧」への2件のフィードバック

  1. […] 接着剤の使い方・着け方が全然分かってなかった上に、組み立て前に塗装してしまった事が大きな敗因だったと思います。今回、リノリウム甲板の塗りがヒドい事になっている矢矧の状態からの現実逃避に引き続き、「三日月」についていたこれらの水上機作成にリベンジしたいと思います。(「桜」にはこのパーツは付属していませんでした。) […]

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