よくお邪魔する定食屋さんに、うちの使ってないパソコンを譲ることになり、昼過ぎに自宅まで取りに来てもらいました。引き取ってもらった後、電源ケーブルの3ツ穴 to 2ツ穴コネクタを渡し忘れたことに気付き、自転車でお店まで届けることにしました。お店には、ちょうど旦那さんとおかみさんが居て、「良い天気ですね、これからどこに行くの?」と言われたので、何となく「ホームセンターまで買いものに」と答えてしまいました。ホームセンターは大好きなので、行ったら行ったで何か用事が見つかります。ちょうど、自転車で行ける範囲にあるホームセンターのキャンプ用品の品揃えを確認したかったので、そのまま出掛けることにしました。
電動アシスト自転車を買ってから、干尽のナフコには行ったし、大塔のコーナンは、先日の早岐と同じルートになりそうだったので、今度は日野のOKホーム&ガーデンに行くことにしました。(ちなみに私は、佐世保市役所周辺に住んでいます) OKホーム&ガーデンは、車でも10年以上行っていなかったので、キャンプ用品どころかどんなものが売ってあるかすら知りません。また、前から計画している黒島旅行の下見も兼ねて、SSKバイパス→鹿子前→日野→相浦港の道も見ておきたかったので、向かうべき方向はすぐに決まりました。
前回の早岐に行った時は忘れてましたが、今回はちゃんとカバンの中にサイバーショットを入れてました。すごく天気が良くて日焼けしそうです。上は、総合病院の前にある旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館とハンバーガーショップの老舗、ヒカリの前です。日曜日の昼下がりなので、いつものように混雑してました。
米軍佐世保基地周辺です。オートフォーカスだと、フェンス越しの風景が上手く撮れませんなぁ…。もう少し頑張れば遠景に焦点を合わせたまま、引けたのかもしれませんが、2枚で諦めました。SSKバイパスを走っていると、どんどん歩道が狭くなってかなり走るのが大変でした。風景を見ながらゆったり走る暇もありません。
バイパスの終わりのところにあるセブンイレブンで、給水と簡単な昼食(鶏のからあげ1個)を済ませて、鹿子前トンネルに入っていきました。普段、生身の状態でトンネルを抜けることがめったにないので、久々に驚きましたが、トンネル内ってかなりうるさいですね。ちなみに、自転車に標準装備されているオートライトも正しく動いてくれていました。地味に便利です。
トンネルを抜けると、そこはヨットハーバーでした!良いお天気だったので、広場で親子連れが遊んでいたり、シーカヤックに乗った人がいたりと気持ちいい感じでした。同僚の方がこの近くにマンションを買ったらしく、市街地から自転車で行ける距離&素敵なリゾート地でいいなあ、と改めて実感。
ここで、西海パールシーリゾートの対岸にある半島の公園で、トビカズラの花が咲いているニュースを思い出しました。実は、連休中にも母と車で公園の前まで行ったのですが、駐車が出来なかったので結局見れず終いだったので、ついでに見に行くことにしました。
公園は「長尾半島公園」という名前で、1枚目の写真の向かって右側の半島です。木がわさわさ茂っているだけの部分。左側のコの字のゲートが並んでいるところがパールシーですね。
小さな港町を抜け、住宅の路地を進んだ突き当たりに長尾半島公園はありました。
駐車場らしきスペースはあるものの、車止めでしっかりガードされています。公園に至る道にも、何箇所かに「車では行けないので、パールシーから徒歩で!」という看板が目立ちました。公園の前の道が狭い住宅に面した路地なので、近隣住民に配慮してのことでしょうね。バイクや自転車の乗り入れもしっかりと禁止されていましたので、自転車はここでお留守番です。
公園内は、意外と綺麗に遊歩道が整備してありました。入口のベンチでおじさんが寝転がっていたのを除けば、自分一人だけでした。ところどころ、育成を観察している旨の札が立てられていました。散歩して歩くのは気持ちいいですが、まあ、何もないと言えば何もない。
目的のトビカズラが見当たらないまま、突き当たりの展望台まで来てしまいました。ついでなので、パノラマ撮影でパシャリ。どこにあるのかなー、と注意深く来た道を戻ってみると、東屋になっているところにありました。
「あったー!…けど思ってたより地味ー!」と思いました。ついでに言うと、花が少ないです。足もとにちょっとしかありません。最初はなんかの雑草が茂っているだけかと思いました。ちなみにこの花は、日本では九十九島のトコイ島と熊本の2ヶ所にしか自生していない珍しい花で、「数百年に一度しか花を咲かせない『うどんげ』の花」とも言われている、ありがたい花だそうです。うどんげにしては地味です。
目的のモノも拝めたので、来た道を戻ってホームセンターに行くことにしました。日野のOKホーム&ガーデンでシュラフが4種類ほどあったので、最低使用温度15度のものを購入。オールシーズン使える厚いシュラフは、既に自宅にあるんですが(しかも3つも)、自転車を積むことを考えて、コンパクトで軽いものを購入しました。ここで、自宅を出発してから8kmほど。サイクリングコンピュータは1500円でもすごく役に立ってます。
さて、次の目的地、相浦港に行くことにします。日野のララプレイスを通り、自動車学校の前を北上していると、この辺りから土地勘がなくなってきました。とりあえず、看板に出ていた陸上自衛隊佐世保駐屯地の方を目指すことに。
陸自脇の道から撮影した写真です。手前の自動車学校みたいな土地も多分自衛隊施設です。自衛隊に入ると普通免許に加え、いろんな免許が取れるらしいですが、ここで訓練しているんでしょうかね。脇の道を北上していくと、どんどん道が狭くなり、何故か山を登り始めました。
ちょ、港は海に面しているんじゃ…と思いつつ、ひたすら坂を登ります。あの曲り角を越えれば下り坂だろう、と、3回ほど思って、3回ほど裏切られました。結構登ってるよコレ!目の前には海どころか、登り坂と空と住宅地しか見えません。…自転車を押さないと登らないくらいの斜面を登りきったところに、垣根の剪定をしているおじさんが居たので、港までの道を聞きました。すごく丁寧に親切に教えていただきました。どうやら今来た道を戻らなくて済みそう。ありがたやありがたや!
ちなみに、上の写真のリアキャリアにくくりつけてあるのがホームセンターで購入したシュラフ。さっそく自転車にくくりつけてみたかったので、箱はお店で捨ててもらいました。
おじさんの言うとおりに道を進むと、無事、相浦港に到着することができました。こう言うとアレかもしれませんが、田舎の小ぢんまりした漁港っていいですよね。子供たち7、8人が自転車に乗って港をうろうろしていました。すごく平和だ。3枚目の写真は、黒島行きのフェリーが出ている待合所です。このターミナルの向かいに小さな商店と宿がありました。
さて、次の目的地は…と考えていると、結構疲れがきていました。走った距離は10kmちょっとでしたが、公園や店内をウロウロしたり、走行中も強い日射しの下だったりと体力の消耗が思ったよりあったようです。しかし、今来た道を戻るのもなんだかアレだし、時間もまだ午後3時だったので、勇気を出して(?)大野経由で市役所前まで帰ることにしました。
相浦大橋の上を走っていると、左手には愛宕山、右手には先ほどの港が見えました。長崎県立大学の脇を抜け、途中にあったダイソーに寄って、ひたすら大野方面を目指します。本山のモスバーガーの隣にあるガーデニングショップのグリーンズに立ち寄り、赤ベタ(熱帯魚)を1匹購入。ベタを傷つけないようにゆっくり走りました。その後、すき家で昼食(2回目)を取ってから、道なりに南下しました。相浦から大野までって、結構距離があるはずなのに何もない感がすごいです。そんな事言うと怒られてしまうか…。
途中、今宮神社というのがあったのでちょっとだけ自転車をとめて見てました。参拝はしていません。
大野から市役所の方へ帰って行く途中、物凄い勢いで追い抜いていったロードバイクの人がいました。ウェアから何からガチの方です。50km/sくらい出てそうだったので、さすがに車道を走っていました。ちなみに自分の自転車は、アシストナシの状態で、下り坂で40.5km/sが出たのが最高です。こんだけ重かったら、さもありなんといった感じ。
そんなこんなで、懐かしの市役所周辺まで戻ってきました。もう日が傾いてますね。サイクリングコンピュータによると、全行程で24.62km。早岐往復が24.97kmだったので350mほど今回は短い旅だったようです。学生時代、新聞配達の奨学金制度を利用していた為、配達用や通勤用自転車(シティサイクル)で毎日50km以上走ってたので、自分も当時の体型、かつロードバイクなんて持ってたら、5、60kmくらい平気で走れたんだろうなぁ、と思いました。まあ、今後の目標にしてもいいか。以前持っていた(盗難されてしまった)クロスバイクでは考えもしなかった行動範囲の移動ができるので(しかも膝を痛めず!)、電動アシストと言えど動かないよりマシなはず。
自分の電動アシスト自転車「ビビ・ストロング」です。パナソニック製で、設計荷重120kgというかなり強靭な仕様。クロスバイク風のハリヤーなんかと迷いましたが、普段使いでも長く使いたかったので、頑丈かつ重たい車体を選んでいます。シティサイクルにパニアバッグをつけてるので、見る人が見たら結構滑稽に見えるのかもしれませんが、この無骨なフレームに秘められた輸送能力(だけ)は、ロードバイクなんか目じゃないぜ!と思いたいです。(なので、すごく理にかなった形なのです。きっと)
ちなみに、ロードバイクなら車体重量は7、8kg、クロスバイクでも10kg前後なご時世ですが、このビビストロングの重量は33.9kgもあります(何も積んでない状態で)。丈夫にする→重くなる→パワーアップ→重くなる…の負の連鎖が見えますね(苦笑)。
まあ、アシストを完全にオフにしても走れなくなるほど重くはないので、車体を軽くするより自分の体重を数kgでも落とした方が経済的だと思いました。
バッテリーは250ワットの12アンペア。ギアの奥にモーターを搭載しています。フロントライトはLEDの自動点灯機能付き、リアライトはソーラー発電で、これも自動点灯点滅仕様です。頑丈に作ってあるせいか、標準装備の前後キャリアがすごく重そうです。今の時点では、サイクリングコンピュータをつけたくらいでほぼ無改造のまま走っていますが、いかにもママチャリっぽいフロントキャリアは外して、リアはパニアバッグ用のキャリアに変更しようと思っています。
さあ、次は本当の旅が出来ればいいなぁ。
あ、忘れてましたが、前回の早岐神社に行った時に買ったお守りは自転車のキーにつけてます。