多くのスマートフォンでは、キー数を抑える為に特殊キーが搭載されていない場合がある。IS01 も例に漏れず、CtrlやESCといったキーがない。UNIXコマンドを使おうとすると、なかなか致命的である。
Android Terminal Emulator で特殊キーを使う
Android Terminal Emulator には、それを補う為に特殊キーを入力する方法が別途用意してある。
まず、Android Terminal Emulator を起動し、Menu キーを押下すると”Special Keys”というメニューが出てくる。このメニューをクリックすると Ctrl や ESC といった特殊キーの入力方法の早見が表示される。それによると、以下のようになる。
効果 | 入力方法 |
---|---|
Control-@(NULL) | Ball-Space |
Control-A..Z | Ball-A..Z |
Control-[(ESC) | Ball-1 |
Control-_ | Ball-5 |
Control-\ | Ball-. |
Control-] | Ball-0 |
Control-^ | Ball-6 |
表での Ball とは、スクロール時などにコロコロまわすトラックボールを押し込む事。例えば、トラックボールを押し込みつつ、数字の1を押すと、ESCキーが押された事になる。
これで、Busybox 版の vi や、C-c(シェルコマンドの中止)などを利用する事が出来る。
ConnectBot (SSHクライアント) で特殊キーを使う
こちらは Android Terminal Emulator よりもシンプル。
効果 | 入力方法 |
---|---|
Control | Ball(1回押す) |
ESC | Ball Ball(2回押す) |
これで、tscreen をかました nethack でいつでも遊ぶ事が出来る。
# ところで、パイプ(|)はどうやって入力するんだろう?
追記
標準の Connectbot では、パイプに加え、その他の特殊キーも(物理的に)入力する事が出来ない。自力でビルドし直すか、クリップボードからのペーストで代用する他無かったが、この記事で、キーマップを変更したバイナリ(apk)が配布され始めた模様。
わーい後で試してみよう。
※ 2020/07/02 度重なるブログ移転・ブログシステムのアップデートにより崩れた記事を校正。
[…] IS01の端末エミュレータやSSHクライアントでCtrlや ESCなどの特殊キーを使う […]