Blender の練習で九州商船のカーフェリー「なみじ」(佐世保・上五島航路)を作ってみました。
佐世保から五島に行く時にお世話になる船ですね。あんまり資料がなく、インターネットの画像検索をして出てきた遠景写真からモデルを起こしていました。
2018年に VRX を積んで五島に渡った際の写真を撮っていたことに気付き、途中から自分で撮影した写真や全天球カメラ画像を参考にしました。
乗客向けの配置図や主要目表など、乗客が歩ける範囲の要点はちゃんと写真に納めていました。我ながらさすが(笑)
画像検索の資料ではわからなかったバウ形状や船首のシアーまでわかりますね。モデルは最初に手探り状態で船型を作ってしまっていたので、ちょっとだけ形状が違います。
前回の「遠景の島」に引き続き、海洋モディファイアの設定がまだ良くわかっていません。波がデカくて船がオモチャみたいですね。
レンダリングしたらこんな具合です。
デッキ上の構造物をもっと増やしてゴチャゴチャさせたかったけど、モチベーションと時間的な関係でここで作業終了となりました。あとは繰り返し作業になりそうなので、もうちょっとスキルアップした時に追加で作るか作り直すかしようと思います。
さて、今回は「リンク複製」でデッキ構造物の一部を参照作成しました。あとから複製元モデルをいじれて便利、予想どおりの機能です。ただ、トランスフォーム情報の入れ子についてあまりよくわかっていないので、
- オブジェクトA
- (リンク) オブジェクトB
- (ミラー) オブジェクトC
- (リンク) オブジェクトB
としたかった時、「ミラーの起点をグローバルのY軸にしたい」→「トランスフォームのリセット」ができませんでした。コレクションにはトランスフォーム行列を設定できないようだし、この辺の入れ子の考え方がまだイマイチ。OpenCASCADE でいう Compound モデルみたいなオブジェクト型って何になるのかな。
結局、
- オブジェクトA
- (リンク) オブジェクトB
- (リンク) オブジェクトC
という構造になり、ミラーモディファイアなしの構成に。つまり B と C はリレーション的な意味での兄弟で親子関係はなしになりました。すっきりしないなー。