今年 6 月に Free Software Foundation (フリーソフトウェア財団) の幇助会員になってみた。
それから半年、郵便ポストを確認すると、ボストンの本部から一通の封書が届いていた。雪の降るクリスマスの朝に届くなんて憎らしい。さっそく中を確認すると、以下のものが入っていた。
- USB 型メンバーズカード
- FSF と GNU のステッカー
- 会報
- 募金用のカードと返信用封筒
- 会員になった事へのお礼の手紙
- 同梱品の解説の紙×2
内容物は、こちらやこちらのページを見て知っていたが、メンバーズカードに自分の ID とナンバーの刻印がなかったり、解説の紙が何故か 2 枚も入っていたり、と仕事が雑になっている気がしてちょっとがっかり(´・ω・`)
USB 型メンバーズカードは、Linux のブータブルメディアとなっており、このカードには Trisquel GNU/Linux 4.0 が入っていた。日本ではまだあまり馴染みのないディストリのようだが、スペインで開発されている Ubuntu ベースの 100% フリーソフトウェアで固められたディストリのようだ。次世代 Debian といったら聞こえがいいが、Ubuntu から権利関係の難しいパッケージを抜いただけのような気もする。
メンバーズカードの Trisquel は、FSF 版としてカスタマイズされており、ところどころに FSF のロゴがある。USB を差して起動すると、GRUB 画面で使用言語( 日本語もある ) を選択し起動。
ブータブル CD とは違い、いわゆる「コンピュータに変更を加えないで使用する」では、前回終了時の変更状態がそのまま USB メモリ内に保持され、次回以降の起動でも引き続き使用する事ができる。USB の中を見てみると、ディスクイメージファイルを rw でループバックマウントしている。
時間が出来たらもうちょっと遊んでみよう。
※ 2020/07/02 度重なるブログ移転・ブログシステムのアップデートにより崩れた記事を校正。