先週の月曜日(21日)に大手病院に行き、整形外科の先生に診てもらった。
近所の整形外科にて、「上司に『大手病院に移ってちゃんと直して来い』と言われたので、大手病院向けに紹介状を書いてください」と(オブラートに包んで)言った時もいい顔はされなかったが、こちらでの対応もあまり良くなかった。
「○○(近所の整形外科)さんでそういう診断だったら、うちに来たところで行う治療は変わらんよ。手術はする必要ない、安静にしておきなさい。」
ちゃんとした設備で検査をして会社に報告する義務がある。そう事情を説明しているのに話が通じてないみたいだった。相手は30代くらいの外科医師。免許を取ったところで、常日頃ゆるい診察業務ばかりしていると、こういう考えと態度が直結してしまうんだろうな、と冷めつつ思った。
「は?MRI?まあ、別の撮ってもいいけど、診断が変わる事はまずないよ」
全ての医師という訳ではないが、必ずしも愛想の良い先生ばかりとは限らない。ただ、診察料や保険料をちゃんと納めている患者に対して、もうちょっと労りがあってもいいんじゃないかなあ。足が痛い中遠出して尋ねて来て、何時間も待たされた挙句これなんだから。と、不満を強く言うのも、この発言が一週間後に、医師本人の口から覆されるからだった。
今週の月曜日、午前10時半に、MRIで精密検査をする予約を取り付けていた。
本来ならば、初診の当日にでも検査してもらい、手早く会社に報告したかったが、大病院が故に”予約がいっぱい”だとの事。患者は胡座をかいててもやってくるもんだと思ってるかもしれないが、そんなポンポン会社を休む訳にもいかないんだよ。
放射線科でMRIを撮影し終え、現像されたフィルムを受け取ったのは昼過ぎた頃だった。整形外科に着いた時は、外来診察時間が過ぎた頃だったので、ほとんど待たずに診察を受ける事が出来た。
「痺れは大丈夫かい?ヘルニアが結構大きいね。しかも、ココとココ、二箇所もある」
前回は外来診察時間で忙しかったのかなあ、と思わせるほど対応が違っていた。ちゃんと患者扱いしてくれそうだ。
MRIフィルムをトレス台みたいなのにかざして指を差す。確かに尾骨の上らへんの椎間板がハミデント。
すると医師はこう言った。
「医者が10人居たら、まず8人は手術を勧める。まあ、最後は本人の意思だけどね」
うわあ、診断を覆しやがった!
前回の日記にも書いたとおり、自然治癒で直していく治療法が基本だが、ヘルニアの具合が酷い場合は手術した方が良いらしい。その手術の必要性という面で、初診と今回、正反対の事をおっしゃっている。患者にとっては一番重要なところなんですが・・・。やっぱり、嫌々押しながらも MRI を受けて正解だった。
骨にひびが入った程度の骨折ならギプスで固定してほっておけば、自然治癒でくっつく。手術が必要な場合は、ギプスではどうにもならない程、骨が砕けている場合やズレている場合。直すのは自然治癒の力であっても、ほっておいたら元どおりにならない場合と想像出来る。
では、今回の手術は何の為に行うんだろう?ほおっておいたらヤバいのか。それとも、単に(自然治癒より)早く直す為のものだろうか。そこのところを医師に聞きそびれたが、自分では後者だと思っている(自己診断は危険だけど、手術は本人の意思次第って話だし)。大至急手術をしろというニュアンスでもなかった。現に、「会社と相談させてください」と言い、会社宛に診断書を書いてもらっている。
この診断書を持って会社に報告しに行った。社長と相談した結果、「1~2ヶ月ほどそのまま様子を見て、仕事のタイミングが合えば手術する」という方向になった。
手術をしても完治する保証はない、お金もかかる。しかし腰痛を持病にはしたくない。
困ったなあー。
※ 2020/07/02 度重なるブログ移転・ブログシステムのアップデートにより崩れた記事を校正。