国土地理院の点群タイル閲覧サイトが試験公開されたので見てみました。
github.io 上に構築されていて、既存の地図サービスとは仕組みが違う(別実装)みたいです。見慣れた配色の基本地図も建物や道路など、エンティティ毎に別データを転送してレンダリングしている感じがする。(ちょっとラグがある)

現在は試験公開なので、福島県いわき市周辺の点群データしか公開されていないみたい。

1点群ビューアーとしては、速度は問題にならないレベル。分解能は目視で50cm〜1mくらい。今のところ、点の大きさなどを変えることができなかったり、表示がハレーション気味になったりしているけど、まあ見れるといった感じ。
長崎県が以前オープンデータとして公開してくれていた長崎県内の3D点群データはLAS形式の配布だったので、こちらのツールを使って変換して手元で見ていました。(下図)

性能やデータ量を鑑みると言わずもがなローカルに落としたデータを見るのが最適ですが、シミュレーションとか解析とかに使わず、ちょっと見てみたいだけならブラウザの点群ビューアーはありがたいですね。
シミュレーションといえば、3月31日に1mメッシュの標高データがダウンロードできるようになるということです。長崎県も入ってるみたい。標高データとはいえ、1mの分解能であればほとんど点群データみたいなもんですね。説明のページでも「どなたでも無償で入手可能で、詳細な地形の起伏が表現されているため、浸水被害予測など、様々なシミュレーションで活用できます。」とあります。
今のところ FGDV.zip という Windows 向けビューアーを入れて見るようですが、今回のビューアーで見れるようになったらいいですね。