2020年の1月に初めてポータブル電源を購入しました。この時はツーリングキャンプにも持っていけるサイズで選び、222Wh/AC300W の FlashFish というポタ電にしました。大きさは2Lのペットボトルくらい、重さは3kgちょっとです。片手で持てます。
夏はミニ扇風機、冬は電気毛布を一晩使えたらいいかなーという目論見で購入しましたが、それほどソロのツーリングキャンプをする機会がなくなり、箪笥の肥やしとなっていました。
2020年の12月に、60Wの折りたたみソーラーパネルを購入しました。FlashFish ポタ電にはソーラーパネル用の充電端子があるので、防災とファミリーキャンプを意識して買ってみました。実用サイズでは初めてのソーラーパネル購入です。
折りたたみとは言っても、40cm角の正方形で気軽にバイクに積むことができなくなったので、この頃から車キャンプメインの考え方になっています。
日中の日当たりがいい自宅のベランダから吊り下げるような形でソーラーパネルを設置して、収納ケースを加工した簡易ボックスにケーブルを引き込んでポタ電を充電。貯まったら日常使いをする、という感じで活用をしていました。
天気が良い日が続くと 222Wh のポタ電はすぐに満タンになってしまうので、もったいなく感じていました。
サイズは満足だったものの、やはり電気的容量は少し物足りない気がします。当初の目的だったミニ扇風機、電気毛布をそれぞれ 30W として考え、公称スペックの6割程度の電力が取り出せると考えたら、
222Wh × 0.6 = 133.2Wh。133.2Wh ÷ 30W = 4.44h。
つまり5時間も持ちません。サイズが小さいだけあって、安心感もミニサイズです。
自宅の防災と、車で行く複数人キャンプを目的として、なおかつソーラーパネルを効果的に利用できるとなると、もう少し大きめの容量のポタ電が欲しくなってきました。
ちょうど2022年7月に Amazon で Jackery のポータブル電源 708 が5万円台半ばで販売されていて、この機会を逃すものかと購入してしまいました。この記事を執筆している2024年9月時点で、未だ新品が84,500円・中古で64,800円ですので、やっぱり安かったみたいです。
Jackery のポタ電を購入後も FlashFish のポタ電と併用していましたが、断捨離のため FlashFish を処分し、今の我が家は Jackery 708 一機体制です。
防災に全振りすると、スポットクーラーや電動工具も動かせそうなカセットガス発電機とも迷いましたが、アウトドアユースや日常使いを考慮すると「そこそこ容量ポタ電+持ち運びソーラーパネル」という選択肢に落ちついたって感じです。(ちなみに、自宅はソーラー発電・蓄電を導入していません。)
新居に引っ越してから、日常的にソーラー充電・消費のルーチンをしなくなったので、バッテリーの保護のためにもたまに充放電をしてあげようと思いました。発電機と比べると小さくて軽いですが、気軽に持ち歩ける重さとサイズではないですね。
久々に箱から取り出してみると、バッテリー残量は100%でした。バッテリーを使わずに保管する場合は、80%くらいの残量で保管しておく方がいいらしいです。前回は長いこと仕舞っておくと思わず、100%のまま使っていなかったようです。
平日の日中は、仕事で使っている PC のディスプレイ2枚で 60W ほどの電力を常時消費していますので、それに利用します。0%まで使い切ると、これまたバッテリーによろしくないらしいので20%くらいを目安に使いました。
さすがは優秀な Jackery 製。60W で20%を切るまで8時間以上使うことができました。2年経ってもほぼ 708Wh の公称スペックどおりです。
自宅の駐車場にソーラーパネルを広げて、充電していきます。
また少しの間、出番がないと思うので満タンの80%くらいを目安にします。ソーラーパネルのパネル部以外の部分は、板が入ったナイロン?ポリエステル?の布っぽい素材ですが、写真のとおり紫外線によって退色しまくってます。本当はパネルと同じくらい暗いグレーでした。
うだるような暑さの中 38W の入力となっていました。これ以上ないってくらい明るい状態です。
4年前から何百回も、時には雨に打たれることがあったソーラーパネルにしては健闘しているのかな。他のソーラーパネルを運用したことがないので比較ができませんが、確かソーラーパネルって熱くても発電効率が落ちるんでしたよね。
一番日当たりが良い時間帯でも 40W 弱の充電でしたので、80%になるまで数日かかりました。せっかくソーラーパネルを持っているので、もう少し日常的に活用したいですねー。車の屋根にでも貼りつけておくかな?
ポタ電に関しても、今は完全に防災備蓄と化しているのでアウトドアや日常使いにも活用できる用途を考えていきたいと思います。