ダイソーで売っているステンレスステーを組み合わせて、スーパーカブの前輪側に取り付けるサイドバッグサポートを DIY してみました。
フロントサイドバッグのメリット
自転車だと割と一般的なフロント側のサイドバッグ。バイクだとあまり見かけません。
フロント側にサイドバッグを取り付けるメリットは、
- タンデマー(後ろに乗る人)の足とサイドバッグが干渉しない。
- リアのウィンカーにサイドバッグが干渉しない。
- 前カゴに荷物を載せた時、ヘッドライトの光が遮られることがない。
- 前に荷物があった方が運転しやすい。
という点です。
3つめは、サブのヘッドライトとウィンカーが付いているプレスカブの前カゴを入手すれば解決できそうです。ネットオークションの中古で5,000〜1万円程度みたいですね。
4つめは、学生の頃に新聞配達を自転車でやっていた経験から身に染みて知っています。荷台といえば後ろ側がメインと思われがちですが、後ろに重量物を満載すると小さな車体ではバランスが取りづらく運転が不安定になります。
後ろが左右のどちらかに傾いた場合、サドルに乗った尻でバランスを取らないといけません。尻では車体をしっかりとホールドできませんので難易度が結構高い。
逆に前に荷物がある場合は、ハンドルを手でホールドすることができますし、旋回する時も少しハンドルを傾けてやれば自然とスムーズな動きができます。
デメリットといえば、サイドバッグのように車輪近くに配置する方法ですと、雨天や悪路の場合にバッグが汚れやすいという点くらいでしょうか。
サイドバッグサポートを DIY 製作
ホンダ純正のフロントキャリアを拡張する形で、ステンレス製ステーを組み合わせて作ってみました。
ダイソーで売っている「ステンレス取付金具」とボルトナットのセット、あとボルトの脱落防止用のグルーガンを使ってます。当初、コの字型の形状をキャリアの上から被せて固定していましたが、振動と左右のブレが若干あったので補強に左右を繋ぐステーを2箇所に追加しました。さすがに人の体重を支えるほど強くはありませんが、横倒しにして10〜20kgのモノを上から置いても平気そうな強度はあるかと思います。
サポートにサイドバッグ(パニアケースタイプ)を装着しました。このバッグは合皮製の Amazon でよく安売りされているやつです。
写真のとおり、バッグを装着してもフロントキャリアの上部は空いているので、ヘッドライトの光を遮らない程度の荷物をくくりつけることもできます。キャンプなどで荷物がたくさんある時は、この部分だけでテントとマットとシュラフくらいは積めそうですねー。
サポートはダサダサですが、バッグを取り付けると隠れて見えなくなるので違和感はありません。
荷物をたくさん積まれがちなカブですが、ロッドホルダーやライフルホルダー以外でフロント側面に荷物を積める装備をしているのってあんまりないですよねー。汚れの問題以外だと純正レッグシールドなら干渉問題もあると思います。
見た目の雰囲気にまだ慣れないけど、唯一無二感は出たかと思います。(笑)