烏帽子岳に行ってきました。その3

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前日烏帽子岳に行ったら誰かがキャンプしていたので、僕も行ってみました。

夕方5時半、日が暮れる前にテントとシュラフとカメラを持って、カブで西海国立公園の烏帽子岳に登りました。

せっかく持ってきたカメラにはSDカードが入ってなかったので、スマートフォン撮影に。山頂で気付いた頃には良い具合に日が暮れていました。

憧れ(?)のツーリングめし。星空がとても綺麗で、風と星の広場で寝転がって上を眺めていると流れ星を2つも見ました。

他にやることもないので結局、6時間くらい星と月を眺めてました。

絡まれた\(^o^)/

夜の12時半頃、テント内でうとうとしながら転がっていると若い男女4人組がやって来て、声をかけてきました。談笑しながら「警察の者です。何してるんですかぁ?(笑)」と絡んできたので、テントから出ていきます。

「あぁ?俺になんか用や、お前ら?」

テントってスゴく薄いので、彼らがやってくる時からの会話は全部耳に入ってるんですよね。珍しいものを見つけてふざけて絡んできた子供というのは分かっていました。小さなテントから予想外に大きくてガタイが良い僕が出てきたのに驚いたのか、それまでのテンションが一瞬にして散った様子。それまでふざけていたのに一転、身構えたまま黙ってしまいました。

「酒でも呑んどるんか?いくつや、どっから来たんか?」

そこから説教です。

聞けば二十歳のグループで、酒は呑んでいない(多分嘘)、広田から車で来た、とのこと。キャンプをしている人の中には、キャンプ用のナイフや斧を持っていたり、さらに酔っている人もいるので、ふざけて絡んだら危ないよ、という事を結構な低めの声で教えてあげました。

ひとしきり注意してテントに戻ると、それを見たグループの女の子が「く、熊みたい…」と溢したので、テントの中から「だから全部聞こえてるつってるやろうが。」と一喝すると無言のまま逃げていきました。

イキがっているような記事を書くのは好きじゃないんですが、仕事でもプライベートでも二十歳そこそこの子をキレながら叱るっていう経験はあんまり無かったので、割と新鮮(?)でした。

と同時に、この年代とはケンカではなく一方的な説教になっちゃうほど年食ってしまったなーと、寝転がって考えてしまいました。まあ、僕も彼らもお互い大事には至らず良かったです。

烏帽子岳の山頂駐車場は良いシーズンの週末だとドリフト族、コール珍走団、カーセックスカップルと割とアレなのが多い印象です。

前日、駐車場の近くに3〜4人用くらいのテントが張ってあってキャンプしている人らがいたので、ここに設営したんだけど、駐車場からもっと離れた場所にするべきだったかな…。


翌朝6時半、起きてテントから顔を出すとカブがお出迎え。

朝露で濡れた車体が、朝日を背にして輝いていました。ペグを忘れてしまってフライシートをそのままかけていたら、テントもびしょびしょになってしまいました。

結局公園の駐車場付近は、バイクのコール練習、車のドリフト練習、カップルの車で深夜まで多く、結構煩かったため、あまり快適には眠れなかったんですが、朝はとても静かです。

澄んだ空気ととても静かな山の朝を見た瞬間、吹き飛んでしまいます。来て良かったーとしみじみ感じました。

・朝ごはん代わりのインスタントコーヒーがあったかくて最高に美味しかったー!

自宅からカブで30分のところですが、とても贅沢な時間でした。

ありがとうカブ!

2017-11-02 追記

次の目的地で「野宿」を視野に入れて調べていたところ、「国内での野宿は違法」という書き込みを多く見ました。一方でかとうちあきさん(野宿野郎)のように野宿が好きでテレビでも取り上げられている方もいます。

烏帽子岳山頂付近は国が管理している西海国立公園です。たまたま前日に同じ場所でテントを張ってキャンプをしている人がいたので安心していましたが、あの周辺にテントを張っている人はほとんどいません。法律は詳しくないので本当に大丈夫だったのかなぁと心配になってきました。

ちょっと調べてみると、自然公園法では環境を破壊したり建造物を立てたりして占有するのはもちろん禁止されていますが、野宿禁止は明文化されていませんでした。環境省で公開されている西海国立公園に関する報告書でも、公園内で利用者がキャンプしている旨が記載されています。(海岸部しか触れてないけど)

海岸部では、釣り、海水浴、キャンプ、ヨット、シーカヤック等の海洋性のレクリエーションが行われている。

また、鹿子前以外の海岸部でも海水浴、キャンプ、ヨット、シーカヤック、釣り等が行われており、今後は次のとおり整備・維持管理を図るとともに、関係機関が協働で各興味地点のセルフガイド類の作成を検討する。

禁止どころか活用されてる感アピールの文言。

マナーガイドでも野宿禁止はありませんでした。野宿そのものには関係ないですが、「直火は環境に悪影響だから禁止!バーベキューはガスコンロでやってね!」と明文化してあることに嬉しくなりました。佐世保は海も山も自然が豊かだから、テーマパークや町おこしイベントだけではなく、こういうレジャーをしやすいガイドを積極的に公開してくれたら良いですねー。

ついでに、佐世保市都市公園条例でも野宿に関する文言はありませんでした。

素人で結論づけるのはアレなので、環境省に問い合わせてみたいと思います。

佐世保のシステムエンジニアです。詳しいプロフィールやこのブログについてはこちらをご覧ください。

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